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インフィニティリーグ開幕。優勝候補の中村未来に澤田千優が判定勝ち。そして5番目の参加者は久遠(渡辺久江)【修斗】

2021.11.06 Vol.Web Original

 新たなスターを発掘すべく、修斗が毎年開催している「インフィニティリーグ」が今年は修斗にとって新階級となる「女子アトム級(-47.6kg)」で開催。プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)からリーグ戦がスタートした。

 初戦では高い殺傷能力で倒せる打撃が武器の“北のストライカー”中村未来(マルスジム)と澤田千優(AACC)が対戦し、2-0の判定で澤田が勝利を収め勝ち点2を獲得した。

 澤田は現在ONE Championshipで活躍している澤田龍人の妹。ワールドクラスのレスラーとして“世界を知る女”。高いテイクダウンスキルとフィジカルはエントリー選手の中でも随一を誇る選手だ。

 1R、打撃が得意の中村は右ミドルを放つが澤田はその蹴り足を取りに行く。終始、プレッシャーをかけていく澤田は中村のパンチをかいくぐりタックルからのテイクダウンを狙う。中村は打撃で反撃も澤田もパンチからプレッシャーをかけ組み付いていく。中村の打撃は的確に澤田をとらえることができず、苦しい展開に。

メインを務める平良達郎「しっかり倒し切って勝ちたい」、対するムアイアドは「素晴らしい私のショーをお見せしたい」【VTJ 2021】

2021.11.05 Vol.Web Original

 5年2カ月ぶりの開催となる「VTJ 2021」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の前日計量が11月5日、都内で開催され、全選手が計量をクリアした。

 今大会は新型コロナウイルスの影響による入国規制で招聘が難しかった海外からの選手の招聘に成功。大会協力の修斗を通じても約1年9カ月ぶりの海外からの選手の出場となる。

 メインでは修斗世界フライ級王者の平良達郎(日本・THEパラエストラ沖縄)がアルフレド・ムアイアド(チリ/BLACKHOUSE SANTIAGO)と対戦する。

 平良は今年7月に王者・福田龍彌に挑戦し、1Rに三角絞めで一本勝ちを収め王座を獲得した。現在、プロ戦績は9戦9勝。9勝のうち4つの一本勝ちと3つのKO勝ちがある。

 対するムアイアドはチリで開催されているMMAプロモーション「LFN(Live Fight Night)」を主戦場とするファイター。デビューから8戦で同団体のフライ級王座を獲得しエースとして活躍。ムエタイの技術をベースに80%を超える高いKO率を誇り、グランドの攻防にはほとんど付き合わず、打撃でプレッシャーをかける典型的なストライカータイプの選手。

挑戦者SARAMIの「私のほうがスタミナも技術も上」に王者・黒部三奈「1R目からどろどろの対決にしていこうと思う」【修斗】

2021.11.05 Vol.Web Original

黒部が初防衛戦

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の前日計量が11月5日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。

 メインイベントで行われる「女子世界スーパーアトム級チャンピオンシップ」に出場する王者・黒部三奈(マスタージャパン東京)は49.9kg、挑戦者のSARAMI(パンクラスイズム横浜)は49.8kgだった。

 黒部は元DEEP JEWELSアトム級王者。修斗の女子王座設立に伴い戦場を修斗に移し、初代王者決定トーナメントに出場するとターニャ・アングラー、大島沙緒里、杉本恵を破り王座を獲得した。今回が初防衛戦となる。

 対するSARAMIもDEEP JEWELSを主戦場に戦い、2019年にはONEのトライアウトにも出場。しかし新型コロナ禍などの影響でONE進出が困難な状況となったこともあり、昨年11月に修斗に初参戦。黒部と初代王者の座を争った杉本に1Rで一本勝ちし、中村未来との次期挑戦者決定戦でも2RTKOで勝利を収め、今回の挑戦となった。

修斗世界フライ級王者・平良達郎がチリのMMA王者と対戦【VTJ 2021】

2021.10.23 Vol.Web Original

「VTJ 2021」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の追加対戦カードが10月22日、発表された。

 デビュー以来9連勝のパーフェクトレコードで修斗世界フライ級王者となった“スーパーノヴァ”平良達郎がVTJに参戦する。平良に用意されたのは南米チリのMMA王者「Mono Con Navaja(カミソリ猿)」の異名を持つアルフレド・ムアイアド。

 ムアイアドはチリで開催されているMMAプロモーション「LFN(Live Fight Night)」を主戦場に同団体のエースとして活躍。ムエタイの技術をベースに80%を超える高いKO率を誇り、デビューから8戦で同団体のフライ級王者に輝いている。グランドの攻防にはほとんど付き合わず、打撃でプレッシャーをかける典型的なストライカータイプ。コンプリートファイターの平良のほうがあらゆる展開に対応ができ、選択肢は広いが、立ち上がりで乱打線に持ち込まれると殺傷能力の高いムアイアドのパンチは相当厄介なはず。平良にとっては世界へ打って出るための資金石となる重要な一戦となる。

 今大会への参戦にあたり平良は「まずこの厳しい状況の中、海外選手の招聘にご尽力頂いた皆様へ感謝申し上げます。有難うございます。自分は修斗以外での試合は初めてなので新鮮だし、ワクワクしています。対戦相手のムアイアド選手はパンチが強いストライカーという印象です。コロナもあって海外の選手と戦えるのは貴重だと思います。このチャンスを無駄にする事なく、相手の打撃力、海外選手特有の身体の強さなどを肌で感じたいです。今回、このような厳しい状況の中、日本に来てくれるムアイアド選手の勇気に心から感謝します。そしてこれから“対世界”を実現する為、尊敬の念を持ってしっかり仕留めます。ベルトを巻いて、もう少し強くなった平良達郎の姿をぜひ見に来てください」とコメントしている。

2022年インフィニティリーグは女子新階級「アトム級」。開幕戦で中村未来と澤田千優が対戦【11・6 修斗】

2021.10.17 Vol.Web Original

優勝者を世界アトム級初代王者に認定

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の追加対戦カードが10月17日、発表された。

 修斗では毎年、新なスターを発掘すべく「インフィニティリーグ」を開催しているのだが、今度は修斗にとって新階級となる「女子アトム級(-47.6kg)」で開催することとなり、今大会からリーグ戦がスタートする。

 現在までに4選手がエントリーしており、まずリーグ戦の中心と目されるのが、高い殺傷能力で倒せる打撃が武器の“北のストライカー”中村未来(マルスジム)。中村はこれまでスーパーアトム級で戦ってきたが、新階級設立に伴い、階級を落として今回のリーグ戦にエントリー。優勝候補の筆頭といっても過言ではない存在だ。

 次にワールドクラスレスラーとして“世界を知る女”澤田千優(AACC)も参加が決定。高いテイクダウンスキルとフィジカルはエントリー選手の中で随一を誇る。現在ONE Championshipで活躍している澤田龍人を兄に持ち、兄がなし得なかった修斗世界王座を狙う。
 
 この優勝戦線に絡んでくるであろう2人がリーグ開幕戦となる11・6新木場大会でいきなり激突することとなった

 他には、今年5月の後楽園ホール大会で、その澤田を相手にあわや一本勝ちという場面を作り、引き分けている沖縄在住の“チュラサングラップラー”小生由紀(グランドスラム沖縄APP)。また、今回のインフィニティリーグでプロデビューすることになる“JKシューター”18歳の加藤春菜(NASCER DO SOL)の参加が決定。加藤は14歳から道場に通い始め、非凡な才能を見せ16歳の時に全日本選手権に出場するなど積極的にチャレンジを続ける注目の10代。

 現在までに、この4名のエントリーが決定。後日発表されるもう1名を加えた5選手で1年にわたってリーグ戦が行われる。

 インフィニティリーグは公式戦終了時に勝ち点が最も多い選手が優勝となるのだが、勝ち点が並んだ場合は(1)直接対決で勝利している、(2)一本、KO勝利数が多い、(3)合計試合時間が短い――の順で順位を確定。トーナメントの優勝者が初代アトム級世界王者に認定される。ただし優勝した場合でも2位の選手と同点の場合は後日、王座決定戦を行う。

“ミスターVTJ”46歳の宇野薫が“日本MMA界のホープ”GLADIATOR王者・原口央と対戦【VTJ】

2021.10.11 Vol.Web Original

 約5年ぶりに開催される「VTJ 2021」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の第1弾カードが10月10日、発表された。

 デビュー25周年を迎える宇野薫がGLADIATORフェザー級王者・原口央と対戦する。

 グレイシー一族最強の男といわれたヒクソン・グレイシーの初来日、中井祐樹とジェラルド・ゴルドーの伝説の一戦など、1994年から2回に渡って行われた無差別級トーナメント「VALE TUDO JAPAN オープン」を経て“世界の強豪を迎え撃つ”という新たなコンセプトで開始されたのが「VALE TUDO JAPAN」。その最初の大会となったのが1996年に行われた「VALE TUDO JAPAN’96」。

 宇野は1998年にVTJ初登場を果たすと、ブラジリアン柔術黒帯のヒカルド“リッキー”ボテーリョをパウンドアウトで下し、1999年に行われた“日本vsブラジル”7対7では副将を務め、アンドレ・ペデネイラスと死闘を展開した。

「VALE TUDO JAPAN」が「VTJ」として2012年に新たにスタートすると、宇野は「VTJ 2nd」を皮切りに4大会に参戦し4連勝。まさに“ミスターVTJ”といっても過言ではない存在だ。

 今回の大会はコンセプトの一つとして「世界で戦ってきた男達とこれから世界で戦うファイター」というものが掲げられているのだが、UFCでもタイトルをかけて戦ったこともある宇野はこのコンセプトに最もふさわしい選手。この“世界で戦ってきた”宇野に対するのはGRADIATORフェザー級王者の原口央。近年各団体のベルトを総なめにし、格闘界を席巻している宮田和幸率いるヘラクレス軍団の一員である原口は9月26日に大阪で行われた「GRADIATOR15」でMIKEが保持するフェザー級タイトルに挑戦。前回、ロープローによるノーコンテストとなった試合の再戦だったが、全局面で圧倒して完勝。GRADIATORの新王者に輝いたばかりのまさに今後に大きな期待をかけられている日本MMA界のホープ。

 宇野は今年5月に修斗で内藤太尊と対戦し、2RKO負け。46歳になった今も、ひたすら自らのMMA道に挑み続ける宇野が再起を果たすのか、それとも新星・原口が残酷な現実を突きつけるのか。第1弾のカード発表からVTJらしい残酷すぎるマッチメイクが決定した。

環太平洋王者・安藤達也が初防衛に成功し「俺は帰ってきたぞ!」【修斗】

2021.09.21 Vol.Web Original

「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6」(9月20日、東京・後楽園ホール)で行われた「環太平洋バンタム級チャンピオンシップ」で王者・安藤達也(フリー)が石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)を破り初防衛に成功した。

 安藤は昨年8月に田丸匠との王座決定戦を制し、王座獲得。しかし11月には修斗初参戦となる大塚隆史にノンタイトル戦で1RでTKO負けを喫し、今回が再起戦。石井はインフィニティリーグを制し、今回の挑戦権を獲得した。

 1R、安藤はいきなり仕掛けグラウンドで上を取るがすぐに石井が巧みに体勢を入れ替えバックを取ると左腕を首に回す。ここなんとかしのいだ安藤は石井を背負ったまま立ち上がる。石井は背中にしっかりと乗り、バックからパンチを落とし、首を狙う。安藤は背負ったままの石井の頭をケージにぶつける破天荒な手段で脱出を図る。安藤は石井の左腕をしっかり抱え防御。石井は着地するが、バックに回ったまま。安藤が正対するが石井はケージに押し込みテイクダウンを狙う。ここで小手投げの体勢になった安藤が逆にバックをキープ。バックからパンチを放ち首を狙っていく。石井はバックを逃れ、安藤の足にタックルも安藤はヒジを落としていく。

18歳の西川大和が川名を破り世界王座獲得。そして「次、ONEに出させてください」【修斗】

2021.09.21 Vol.Web Original

「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6」(9月20日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「世界ライト級チャンピオンシップ」で王者・川名TENCHO雄生(Y&K MMA ACADEMY)に西川大和(西川道場)が挑戦。西川が5R43秒、ドクターストップによるTKOで勝利を収め、第14代王者となった。

 西川は前戦で前環太平洋ウェルター級王者の大尊伸光を破り5戦5勝として世界戦にこぎつけた。現在18歳の新鋭だ。

 1R、西川が組み付くが川名は足を払って倒すとグラウンドで上を取る。西川は下になるも川名の手首をつかみコントロールし下からパンチ。西川の立ち際に川名は左足にタックル。ケージに押し込んでいく。西川はヒジ打ち、かかと蹴りと押されっぱなしにはさせない。押し込んで攻めているように見える川名だが、西川はこつこつとヒジを当てていく。川名は足をかけてテイクダウンに成功。西川は下になるが、川名の足を取って倒し、立ち上がることに成功。しかし川名はすぐに組み付き押し込んだままゴング。

LDH所属の格闘家・宇佐美 正 パトリックが中村倫也に続きデビュー戦で1RTKO勝ち【修斗】

2021.09.21 Vol.Web Original

 EXILEが所属するLDHが行った夢を追う“格闘家の卵”たちを発掘するオーディションを勝ち抜きLDHとの専属プロ契約を勝ち取った宇佐美 正 パトリック(EXFIGHT/LDH martIal arts)が「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.6」(9月20日、東京・後楽園ホール)でプロデビューを果たした。LDH martIal artsからは7月大会で中村倫也が修斗でプロデビューを果たし、2RKO勝ちを収めている。

 宇佐美はこの日、2019年修斗ライト級新人王のヨシ・イノウエ(パラエストラTB)と対戦した。

 1R、宇佐美の打撃にイノウエはタックルでテイクダウンを狙う。宇佐美はそれを許さず、パンチを当てていく。宇佐美が前に出るところで、イノウエは組み止め、ケージに押し付けると足をすくってテイクダウンに成功。宇佐美は冷静にクロスガードでしのぐ。イノウエは体を密着しパンチをこつこつ。テイクダウンされたポジションが自コーナー付近で宇佐美はセコンドの高谷裕之と岡見勇信の指示が聞ける位置。下から腕を差し返し立つことに成功。

LDH所属の格闘家・中村倫也が衝撃デビュー。左ハイキックで2RKO勝ち【修斗】

2021.07.26 Vol.Web Original

セミファイナル前の第6試合で論田愛空隆と対戦

 EXILEが所属するLDHが行った夢を追う“格闘家の卵”たちを発掘するオーディションを勝ち抜きLDHとの専属プロ契約を勝ち取った中村倫也(EX FIGHT)がプロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5」(7月25日、東京・後楽園ホール)でプロデビューを果たした。

 中村はレスリングのフリースタイルで「全日本選抜選手権」で2連覇、2017年には「U-23世界選手権」で優勝という実績を誇り、昨年、MMAに転向。オーディションの模様を追ったABEMAの格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』でもその非凡な才能の片鱗を見せていた。

 この日、中村にはセミファイナルの前の第6試合に出場という破格のデビュー戦が用意された。相手の論田愛空隆(心技館)は2015年にプロデビューし、海外でも試合の経験があるファイター。2017年から修斗に参戦し「ONE Warrior Series」にも参戦。現在4連敗中なのだが、対戦相手は岡田遼、石橋佳大といった修斗バンタム級のトップクラスばかりでデビュー戦の相手としてはかなりの難敵だ。

次期挑戦者SARAMIが王者・黒部三奈に「私は彼氏もいて、私生活も充実したチャンピオンになりたい」【修斗】

2021.07.26 Vol.Web Original

次期挑戦者決定戦で中村未来にTKO勝ち

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.5」(7月25日、東京・後楽園ホール)で「女子世界スーパーアトム級次期挑戦者決定戦」が行われ、SARAMI(同級2位/パンクラスイズム横浜)と中村未来(同級4位/マルスジム)が対戦し、SARAMIが2RでTKO勝ちを収めた。

 同級王座は2019年秋から昨年にかけて行われた初代王座決定トーナメントを勝ち抜いた黒部三奈が初代王者として君臨している。

 SARAMIはDEEP JEWELSを主戦場に戦い、2019年にはONEのトライアウトにも出場。新型コロナ禍などの影響でONE進出が困難な状況となったこともあり、昨年11月に修斗に初参戦。王座決定トーナメントの決勝に進出した杉本恵に腕十字で一本勝ちを収め、その実力を見せつけた。

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