WRESTLE-1  誰が勝者だったのか…UWA世界6人タッグ王座でなぜかダディが土下座

2015.10.11 Vol.651
 プロレスリング「WRESTLE-1」の『WRESTLE-1 TOUR 2015 ファン感謝デー』(9日、東京・後楽園ホール)で「UWA世界6人タッグ王座決定戦」が行われ、黒潮“イケメン”二郎、中之上靖文、吉岡世起のJacketsとAKIRA、葛西純、熊ゴローのワイルド軍が対戦。黒潮が熊ゴローをムーンサルトプレスからの体固めで3カウントを奪い、Jacketsが戴冠した。  この試合、Jacketsにはビッグダディ・林下清志が、ワイルド軍には美奈子さんがセコンドにつき、一触即発の元夫婦マッチの側面も。  ダディはジャケット着用、美奈子さんはピンクのパイプいす持参とそれぞれのチームに合わせたいでたちでセコンドへ。  試合中、葛西の「イス、イス!」の声にそのパイプイスを手渡す美奈子さん。そのイス攻撃を妨害したダディに葛西がイスを振り上げると、それを美奈子さんが制止するという謎の行動も見せた。  葛西に後ろからの近的攻撃を見せ、会場中を追い掛け回されるなど、セコンド・ダディの“いい仕事”もあって、Jacketsの勝利となったが、試合後に葛西が「アンタ、今まで1回でも美奈子っちに謝ったことがあるのか? いい機会だから美奈子っちに今までのことも謝ったらどうだい? 土下座で」とアピール。  結局ダディは土下座をするはめに…。いったいどちらが勝者だったのやら…。

WRESTLE-1 武藤、神奈月組が復活F-1タッグ王座初代チャンピオンに

2015.10.11 Vol.651
 プロレスリング「WRESTLE-1」の『WRESTLE-1 TOUR 2015 ファン感謝デー』が9日、東京・後楽園ホールで開催された。  メーンで行われたのは「F-1タッグチャンピオンシップ 初代王者決定戦」。これはかつて武藤が全日本プロレス時代に創設されたもの。F-1の「F」は「FAKE(ニセモノ)」の頭文字。プロレスラーと芸人が組んで戦うシステムで主にファン感謝デーで開催されてきた。2012年を最後に長らく行われてこなかったが、この度WRESTLE-1のマットで復活。  全日本時、初代王者に就いた武藤敬司、神奈月組と征矢学、スギちゃん組が対戦。16分13秒、神奈月がシャイニングウィザードからの体固めでスギちゃんから3カウントを奪い、武藤組が初代王者となった。

WRESTLE-1 最強決定トーナメントで征矢が優勝

2015.08.31 Vol.649
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 FLASHING SUMMER」最終戦が30日、東京・後楽園ホールで開催された。
 シリーズを通じて行われた「WRESTLE-1 GRAND PRIX 2015」の準決勝と決勝が行われ、征矢学が決勝で近藤修司を破り優勝を果たした。
 征矢は準決勝では黒潮“イケメン”二郎と対戦。黒潮は1回戦で中之上靖文、2回戦では現WRESTLE-1 CHAMPIONSHIP王者のKAI、準々決勝ではTAJIRIを破るなど、金星を連発しここまで勝ち上がってきた。
 もともと会場人気の高い黒潮だが、この日も入場から絶好調。入場テーマ曲である福山雅治の『HELLO』が鳴り響く中、東のひな壇から南側観客席、西のひな壇と練り歩き、たっぷり時間をかけてのリングイン。一方の征矢もTM NETWORKの『Get Wild』をバックにワイルドリングイン!! 会場はイケメンコールとワイルドコールに二分された。
 パワーで押す征矢に対し、黒潮はリングを立体的に使った空中殺法で対抗。しかし掟破りの逆デスバレーボムを繰り出すなど、随所にストロングスタイルも折り込み、征矢を追い込む。
 しかしキャリアに勝る征矢は一連の攻撃をしのぐと、コーナーへの串刺しワイルドボンバー、ブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカードロップで形勢逆転。黒潮が狙った起死回生のスワンダイブ式フランケンシュタイナーをコーナー上で受け止めると、そのまま雪崩式パワーボム。ワイルドボンバー、デスバレーボムと征矢の波状攻撃をことごとく2カウントで返した黒潮だったが、最後は後頭部→正面からのワイルドボンバー2連発で征矢が勝利を収めた。
 もうひとつの準決勝は近藤修司とKAZMA SAKAMOTOが対戦。SAKAMOTOも準々決勝でカズ・ハヤシを破り「負け役からはもう卒業だ!!」と発言するなど、黒潮同様、このトーナメントでその存在を大きくアピールした。
 ゴング前から突っ掛け、場外戦を仕掛けたSAKAMOTOはセコンドの土肥を巧みに使ういつもの悪党ファイトに加え、近藤の右腕に一点集中攻撃。コーナーを利用しての腕攻めからアームブリーカー。三角絞め、腕十字固めまで繰り出す。土肥の白粉でレフェリー不在となると、リング上に積んだパイプ椅子の上にブレーンバスターで投げつけ、トップロープに上がり、フィニッシュを狙う。
 しかしここで、8月2日の春日部大会でクーデターを起こし、放逐したデスペラードの首領・河野真幸が乱入。SAKAMOTOを椅子の上に自爆させ、レフェリーに水をぶっかけ蘇生させると、近藤がキングコングラリアートでSAKAMOTOから3カウントを奪った。
 決勝は近藤vs征矢。序盤は近藤が征矢の古傷の左足を狙えば、征矢はSAKAMOTO戦で痛めた近藤の右腕に集中攻撃。しかし時間が経つにつれ、張り手合戦、ラリアートの打ち合いとパワーをぶつけ合う肉弾ファイトを展開。最後は近藤の垂直落下式ブレーンバスターをしのいだ征矢がキングコングラリアットを狙った近藤の右腕をワイルドボンバーで叩き落とし、最後は喉元にワイルドボンバーをぶちかまし、3カウントを奪った。

WRESTLE-1 KAIがシングル王座奪還も大ブーイング

2015.07.13 Vol.646
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 SYMBOL」が12日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、4月の戴冠以来、2回の防衛を重ね、“絶対王者”の風格すら漂い始めた鈴木秀樹にKAIが挑戦。14分28秒、スプラッシュプランチャーからの片エビ固めで勝利を収め、王座を奪還した。
 鈴木に王座を明け渡した張本人であるKAIは鈴木が防衛するたびに挑戦を表明し続け、6月の後楽園大会では「覚悟を見せる」とリング上でバリカンで髪を刈り、なんとか鈴木の首を縦に振らせた。
 参戦当初はその不遜な言動からブーイングが飛んでいた鈴木だったが、強さでそれを声援に変え、リング上では今やKAIにブーイングが浴びせられる状態だ。
 鈴木は序盤からキャッチレスリングを展開しKAIを翻弄。強烈なエルボーバットにエルボースマッシュ、バックドロップと妥協のない攻撃でKAIを追い込む。防戦一方のKAIには容赦ないブーイングが浴びせられる。
 コーナーからの雪崩式フロントスープレックスから必殺のダブルアームスープレックスを狙った鈴木だったが、KAIはそのままコーナーに押し込み、危機を回避。ワンハンドバックブリーカーからのダブルアームスープレックスはリバーススープレックスで返すなど、KAIは鈴木の必殺パターンを徹底的に潰し、最後はサンダーファイヤーパワーボムからのスプラッシュプランチャーで3カウントを奪った。
 試合内容では圧倒的に鈴木が上回っていたこともあり、試合後のマイク中もブーイングが飛ぶ中、KAIは「やっとベルトをWRESTLE-1に取り返すことができました」とアピールした。
 そこに近藤修司、征矢学、黒潮“イケメン”二郎が現れ挑戦を表明。KAIの「この3人だけか!?」という言葉に呼応した全選手がリングに上がるや、デスペラードの河野真幸が「この状況がどういうことか分かるか? 全員、てめえがチャンピオンだと認めてねえんだ」と言い放ち大乱闘に発展。見かねた武藤がマイクを握り「誰が一番強いのかトーナメントで決めろ!!」と一喝。最強決定戦が開催されることになりそうだ。
 KAIは会見では「ブーイングは期待の裏返し。声援に変えていくように前向きにやっていくしかない」と繰り返し、トーナメントへの参戦も表明した。

〈不定期プロレス女子企画 WRESTLE-1観戦記〉黒潮”イケメン”二郎が魅了!走り出したら君が止まらない♪

2015.06.19 Vol.644
 6月18日。『WRESTLE-1 TOUR 2015 OUTBREAK』を観戦するため後楽園ホールにやってまいりました!
 本日のお目当ては、セミファイナルの【Road to KEIJI MUTO スペシャルシングルマッチ ~武藤敬司 vs 黒潮“イケメン”二郎】! 吉岡世起選手を倒して【Road to KEIJI MUTO】を制し、武藤敬司選手への挑戦権を獲得した黒潮選手が遂に大立ち回りをしてくれるかもしれません。タッグパートナーでもある船木誠勝選手の指導のもとトレーニングを積み、満を持しての大一番。応援するこちらも昂ります。
 入場曲『HELLO』のイントロからイケメンコールで沸く会場。颯爽と現れ、おなじみのジャケット(いつもながらダサい)姿に手鏡でポーズをキメる黒潮選手の姿がまぶしい! スターのオーラを感じます。なかなかリングインせず焦らされる客席をゆっくりとまわりはじめたと思ったらジャケットを脱ぎ捨てた下にもう1枚ジャケットを着ているというパフォーマンスまで。一挙手一投足が会場中の心をわしづかみにしている今ならきっとイケる! 一方の武藤御大は貫録の佇まい。
 立ち上がり、黒潮選手がトリッキーな動き(?)で魅了した際は武藤選手も半笑いだったように見えたのですが、さておき、即座に関節を狙いに来ます。一気に高まる緊張感! 一瞬で空気を引き寄せつつ、ドラゴンスクリューからの足4の字と極めにかかると客席からはイケメンコールに加え武藤選手へのブーイングが! その声にムっとして締め上げにいく武藤さんのことをちょっと可愛いなと思っていた矢先、黒潮選手が延髄斬りから「ふぃにーっしゅ!」のアラビアンプレスを決めたところで10分経過! 足をかばう姿も心配で、そろそろ畳みかけてくれと思っていると、予告していた黒潮ムーンサルトプレスを炸裂! しかし残念ながらカウント2で返され、結果的には本家のムーンサルトを武藤選手が勝利。
 試合後、丁寧に頭を下げリングを後にする姿、そしてそれを暖かく称える会場の空気もまた素敵でした。
 武藤選手は自身へのブーイングも含め、声援を「判官びいき。パフォーマンスがウケてるだけ。それだけじゃすぐ飽きられる」とバッサリと斬りつつも「彼はもっと引き出しを作れる」と、未来を担う選手の可能性に期待を寄せていまいした。

WRESTLE-1 近藤を退け二度目の防衛を果たした鈴木にKAIが丸刈り挑戦アピール!

2015.06.19 Vol.644
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 OUTBREAK」が18日 、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンは、WRESTLE-1チャンピオンシップ、第4代王者である鈴木秀樹が近藤修司を迎え撃ち、19分25秒、得意のダブルアームスープレックスで二度目の防衛を果たした。
 体格差を経験差で跳ねのけようとする近藤は、序盤から果敢にヘッドロックを仕掛けに行く。しかし膝蹴りからのエルボーをもらい体勢を崩したあたりから徐々に鈴木のペースに。コブラツイストからストレッチボム、エルボーを見舞われた近藤は大の字でダウン。カウント9で立ち上がるも、鈴木の膝が襲い掛かる。両者が首をとりあいカウント2の攻防が続いたのち、近藤がキングコング・ラリアットを決めるが、その後の打ち合いを制した鈴木が極め付けのエルボーを叩き込む。最後は必殺技のダブルアームスープレックスで3カウントを奪った。
 試合後、KAIがリングに上がると、「覚悟を見せる」と、おもむろに頭髪を剃りはじめる。対する鈴木はあきれた様子で「次、やってやってもいいけど、これでオマエ終わりだからな? もう誰にも気ィ使ってもらえないからな?」と冷たく言い放つ。しまいには会場から「鈴木やらなくていいよ」と野次が飛ぶ始末。孤高のKAIは意地を見せられるのか?
 セミファイナルでは「Road to KEIJI MUTO スペシャルシングルマッチ」が行われ、吉岡世起を下して権利を獲得した黒潮“イケメン”二郎の挑戦を13分7秒、ムーンサルトプレスで武藤敬司が退けた。
 入場曲である福山雅治の『HELLO』が流れるなか、たっぷりと時間を使いアピールする黒潮を会場は“イケメン”コールで盛大に迎える。
 序盤、武藤をかく乱する動きで観客を魅せるも、すぐさまグラウンドに持ち込まれてしまった黒潮。その後もドラゴンスクリュー連発からの膝固めや足4の字固めから逃れるのに精一杯でなかなか攻めに転じられない。一方、極めにかかる武藤に対しては客席から大ブーイング。延髄斬りからボディープレスの連続で好機となった黒潮が当初の宣言通りムーンサルトプレスを繰り出すもカウント2で返した武藤がドラゴンスクリューからシャイニングウィザードで反撃、そして伝家の宝刀ムーンサルトプレスを決め、若き挑戦者から3カウントを奪った。
 試合後、武藤は黒潮について「未来を背負ったレスラーの一人」と称するも、「ジャケットを使いこなせていない」と、グレート・ムタ戦を機に小川直也が柔道着の着用をやめたことを引き合いに出して指摘。試合中に自身が受けたブーイングについては「しょせんは判官びいきでしかとらえてないから、パフォーマンスが受けてるだけ。パフォーマンスだけではお客さんはすぐに飽きるし、彼(黒潮)は引き出しをもっと増やせると思うから、それだけで終わってほしくない。」と、この経験を糧に黒潮の成長を願う。また、「イケメンごときにムーンサルト出すのもシャクだから一瞬迷ったんだけど、仮にもオレの冠がついているトーナメントを勝ち上がってきたことに敬意を表した」とコメント。

負けてもなおエロスをまき散らすカズ選手。旅立つ児玉選手へ思いを馳せるの巻〈不定期プロレス女子企画〉

2015.05.07 Vol.641
 5月5日。『WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH』にやってきました。開演前に会場に着くと、なんと完売御礼ではありませんかッ! 感無量。また、「こどもの日」イベントで、ちびっこ達がリングにあがってご満悦だったりリングアナを体験していたりと、たいへん微笑ましい光景を拝見することができました。
 衝撃的な話が多かった本日。まず、クルーザー級のトーナメントで惜しくも初戦敗退したものの、カズ選手を相手に超・熱戦を繰り広げて感動を誘った児玉裕輔選手が、この大会をもって無期限海外武者修行へ。[チーム中玉]ワクワク見てたのに、これからだと思ってたのに(泣)。無期限って永遠のようでもあり一瞬にも聞こえる言葉ですが、「漢」になって帰ってくる日を楽しみに、応援し続けます!
 さて、そんな児玉選手(&中之上靖文&KAI)の眼前に立ちはだかるのは、何と、TAJIRI&グレート・ムタ&ザ・グレート・カブキという“毒霧三重奏”! 子どもの日だからって我が子ムタのためにパパが登場するなんてSUGEEEE! 孫くらいに見える児玉クンはブーイングを浴びながらも果敢にカブキに攻め込んでおりましたが、ダイブした瞬間に3者からのトリプルミストを喰らい、そのままカブキの餌食となり撃沈。
 ……旅立つ若者への花向けとして素敵すぎです。
 そして!注目しておりましたクルーザーディビジョン初代王者決定戦。準決勝で田中稔選手がパンテーラ選手を、カズ・ハヤシ選手が大和選手を退け、大人な決勝となりました。稔選手の首を攻撃しまくるカズ選手、逆に足を狙う稔選手と、双方が容赦のない、一進一退の闘いに、客席のボルテージも最高潮。振り返ればトーナメントでのカズ選手の試合はどれも本当に釘づけでした。1、2戦目とも辛勝だったというか、先日の児玉選手や、本日の大和選手が、折れることなく全力ぶつけてくる雄姿と、それを凌ぐカズ選手に魅せられまくったわけですが、その上で決勝に至ってのこのせめぎあいたるや……。これでキマるかと最初に思ったのはいつだったか、と、気が遠くなるほど繰り返される、カウント2返してからの展開、熱気と緊張が混ざって超エキサイトでした!
 この激闘を制したのが稔選手のカッキーカッターと言うのがまたドラマティック。稔選手はこれをもって四冠王という恐るべき四十路(に見えないところも、すごい)。入場時のペットボトルの中身は実は養命酒かな。
 今回敗れてしまいましたが、カズ選手がこのベルトを獲るところもぜひ観たいのです! あらたな熱戦に、超期待しています。ただ数時間に2試合観た感想は、カズ選手の脊柱起立筋あたりから立ちのぼるフェロモンに酔ってしまうということです。くらくらします。あの色気は経験で身につくものなのでしょうか。W-1では毎回若い選手たちにキュンキュンしていますが、その一方でこういう日は、オンナに戻れた気がします。

WRESTLE-1 グレート・カブキがムタ、TAJIRIを従え大立ち回り!!

2015.05.07 Vol.641
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH」が5日 、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンでは前回の後楽園大会で第4代王者となったZERO1の鈴木秀樹が浜亮太を挑戦者に迎え初防衛戦を行い、9分26秒、片エビ固めで勝利を収めた。
 これまでの鈴木の言動に「あんな品格のないチャンピオンを見たのは初めて」と挑戦の名乗りを上げた浜。その浜を挑発するように入場時にベルトを無造作にリングに投げ入れる鈴木。この行為に会場は大ブーイングだ。
 会場の声援を背にゴングからラッシュをかける浜。ぶちかまし、踏みつけ、エルボードロップとその体を武器とした肉弾殺法で鈴木を攻め続ける。カウンターのドロップキックからパウンド、腕十字で反撃する鈴木は得意のダブルアームスークレップスを試みるが、グリップできずにネックブリーカードロップに切り替える。再度ダブルアームスークレップスを狙うが、蘇生した浜はボディーアタック、コーナー下に座り込んだ鈴木にヒップアタック、そしてまさかの投げっぱなしジャーマンまで繰り出し鈴木を追い込む。
 しかし一連の攻撃を耐え抜いた鈴木は浜がフィニッシュに狙ったブレーンバスターを空中で切り返すと、スリーパーホールド。一度はそのまま後ろに倒れ込み脱出した浜だったが、鈴木は延髄斬りから再びスリーパー。落ちかかった浜をフォール。浜が2カウントで返したところにマウントからの強烈なエルボーを叩き込み、3カウントを奪った。
 試合後は、前回大会で鈴木に敗れベルト流出させてしまったKAI、タッグ王者の近藤、なぜか征矢学、そして初代王者の河野真幸がリングに上がり、挑戦をアピール。その様子を冷ややかに眺めていた鈴木は「挑戦者決定戦をやれ」と言い残しリングを去った。果たして次の挑戦者は誰になるのか…。
 セミファイナルでは「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント決勝戦」が行われ、この日の準決勝でエル・イホ・デル・パンテーラを破った田中稔と、大和ヒロシを破ったカズ・ハヤシが対戦。田中が23分53秒、トルネードカッキーカッターからの片エビ固めで勝利を収め初代王者に輝いた。
 序盤、田中はカズの足を、カズは田中の首を狙い一進一退の攻防が続く。しかし徐々にカズが試合を支配し始め、田中には我慢の時間が続いた。カウント2.9でしのぎ続けるなか、会場は大稔コールに包まれる。カズのパワープラントを返した田中は大声援を背に反撃を開始。トップロープからのハーフハッチ、ダイビングフットスタンプ、そしてトルネードカッキーカッターと畳み掛け3カウントを奪った。
 試合後、4本のベルトを誇示する田中にTAJIRIが現れ、たった今取ったばかりのクルーザー級のベルトへの挑戦を表明。しかし田中は「体重制限がある」とやんわり拒否。しかし「(ドイツの)EWPのインターコンチネンタル王座のベルトなら。ラウンド制で」と逆提案した。TAJIRIも承諾。今後はベルトをめぐる2人の攻防が見られそうだ。

WRESTLE-1 ZERO1の鈴木がKAIに圧勝 第4代王者に

2015.04.02 Vol.639
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 Cherry blossom」が1日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは前回の後楽園大会で武藤敬司を破り第3代王者に就いたKAIがZERO1の鈴木秀樹を挑戦者に迎え、「WRESTLE-1チャンピオンシップ」の初防衛戦に臨んだが、鈴木のダブルアームスープレックスからの体固めで6分57秒、ピンフォール負けを喫し、他団体へのベルトの流出を許してしまった。  この日の対戦に至るまでに2人は3月12日のZERO1とWRESTLE-1の対抗戦「KASSEN2」の5対5綱引きマッチでシングルマッチで対戦。結果は両者リングアウトのドローだったものの、鈴木がスリーパーホールドでKAIを絞め落とすなど内容では圧倒していた。  この日もフィニッシュはドラゴンスープレックスからスリーパーホールドで絞め落としたうえでのダブルアームスープレックスと完膚無きまでに叩き潰した。  試合後、浜亮太が「次、倒すのはこの俺だ!」と挑戦をアピール。会見でも「どいつもこいつもだらしねえ。あんな品格のないチャンピオンを見たのは初めて。俺がいってやる」と怒りの表情で改めて挑戦を宣言した。  一方の鈴木はリングでは無言のまま。会見では「見ての通り。武藤敬司に譲ってもらった人間と力で勝ち取った人間の差」と試合を振り返り、浜のアピールについては「去年は何していたんですか? 前座でお茶濁していたでしょ。何で挑戦してきたのか。前座でやっている奴が急に強くなるんですか?」と辛辣コメント。そして「WRESTLE-1は武藤敬司そのもの。それ以外は“その他”。それはみんな分かっているでしょ。みんな見たかったのはKAI vs鈴木じゃなくて、武藤vs鈴木。KAIとやったって結果が予想できるでしょ」と徹底的にこき下ろし、次の防衛戦の相手に武藤を指名した。

胸アツ!妄想力も掻き立てる黒潮”イケメン”二郎の、真の「イケメン力」!!〈不定期プロレス女子企画〉

2015.03.11 Vol.638
 2015年3月8日(日)開催「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRANS MAGIC」。日曜日の昼ということもあって、会場は親子連れの観客も多め。また、本日はまたもやプロレス女子にうれしい、ホワイト・デー企画 『“ありがとう”をチョコっとデコレート!』(先着200名の女性に、20選手の顔写真のデコ包装となるWRESTLE-1特製“DECOチョコ”をプレゼントするというもの)が開催。続々と用意される女子企画、すばらしい~!
 そんな本日の興行は、メインイベントのWRESTLE−1チャンピオンシップ(第2代王者・武藤敬司がKAIに王座を譲るという結末!!)や、チーム246(カズ・ハヤシ&近藤修司)への、タッグチャンピオンシップ次期挑戦者を決定する3WAYマッチ、更には、遂に新設されたクルーザー級の口火を切る「Road to Cruiser Division」と、新たなドラマ展開に期待膨らむ内容。
 タッグ3WAYマッチは、【イケメン侍】船木誠勝&黒潮“イケメン”二郎 vs 【new Wild order】AKIRA&征矢学 vs 【東京愚連隊】NOSAWA論外&MAZADAというカード。
 まかり間違って(と言うのは大変失礼ながら)愚連隊が勝ってみたりとかしないのかなあ~…というユル視線もおくりつつ、やっぱり今日も黒潮“イケメン”二郎選手から目が離せませんでした!!
 会場に足を運ぶごとにどんどんファンが増えている様子のイケメン選手。素敵な入場がタッグマッチで見られないのは非常に残念でありますが、演出を差し引いても船木選手とのタッグをだからこその醍醐味は、観るたびごとに増していっております。だって目の前で真のイケメンが形成されてゆく姿を生の会場で体感できるのですから、まちがいなくプロレス女子は胸アツでしょう。
 結果だけ見ると、最終的にイケメン選手がやられて敗北するという展開が今日もまた(勝者は征矢学。したがってnew Wild orderがチーム246への挑戦権獲得)。しかしその闘いは、超絶にイケメンなフィニッシュを迎えるであろう遠くない未来を予見させるものであり、どうしてもキュンとせざるを得ないのです。なによりまず、こんな素人目にも、観るたびに彼が成長し進化していることを感じられる(見た目からして!)のがすごい。そしてそのために彼がどれほどの努力をしているか想いを馳せてみれば、声援の熱もそりゃ上がってしまうわけですよ。
 その辺りの乙女心も見越されているのか、イケメン選手の練習日記の一部が、随時W-1公式ウェブサイトに公開されております(8日の大会に向けて公開されたものがこちら→ http://www.w-1.co.jp/news/detail.php?id=3411)。肉体改造本の著者でもある船木選手の指導下で、とてつもなくハードに違いないトレーニングだけでなく空腹とたたかうイケメン選手……。夜中に寝転がってTVを観ながらビール片手にポテチを完食する日々の自分がひたすら恥ずかしい……。
 やはり真のイケメンという存在は、持ち合わせた才能を磨くことを厭わないストイックな努力に裏付けられるものであり、かつその結果を出せる人なのだろうなあ。 ……まあ、とはいえ。こちとらスポ根好きで観ているわけでもないものですから、イケメン演出も今後ますますパワーアップしていただき、あらゆる角度でオーディエンスを魅了してもらえることを楽しみにしております。
 余談ですが、イケメン侍の二人三脚って、絵的にも黒光りした二枚目の剛腕ベテランが、すらっと明るい色白優男を手取り足取り育てあげてゆく物語ということでプ女子ならぬ腐女子的目線でもジワっときてしまいます。試合前、「ぼくのせいで船木さんに黒星つけちゃってる」と語る口ぶり、それを鼓舞する船木、それに対する純朴な「ハイ!」。試合中、船木アシストで征矢にプレスを決める姿。試合後、自分が獲られて敗北したのち、膝をつき、悔しそうに、そして申し訳なさそうに船木へ頭を下げる様子……などなど、逐一やってくる胸アツなポイントに、心のなかで大輪の薔薇を盛り付けて観戦するのも一興かもしれません(?)。いやはや、全てはイケメン選手がイケメンだからこそ。

WRESTLE-1 武藤がシングルで3年ぶりの敗戦 KAIが第3代王者に

2015.03.09 Vol.638
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRANS MAGIC」が8日、東京・後楽園ホールで開催され、メーンで行われた「WRESTLE-1チャンピオンシップ」で挑戦者のKAIが王者・武藤敬司を破り、第3代王者に就いた。
 2015年に入ってから船木誠勝、河野真幸、田中将斗を立て続けにシングルで破り、ここまでたどりついたKAI。やはり武藤への声援が大きいものの、世代交代を期待するファンからは「KAI勝ってくれ~」という声援も飛ぶ。
 試合は序盤グラウンドの展開が続く。KAIが攻めているように見えてもいつの間にか武藤が好ポジションをキープ。武藤が試合を支配する。この状態を打開すべく、KAIは場外に落ちた武藤にトペを敢行するも、武藤はセコンドを身代わりにして交わすと、KAIは左腕を場外フェンスに痛打。以降、左腕への低空ドロップキック、チキンウィングアームロック、キーロックと手を変え品を変え、武藤の左腕殺しが続く。KAIがなんとかスタンドの展開に戻しても、ドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードというおなじみの武藤殺法にはまるだけ。寝ても立っても武藤が試合をリードする。
 しかし時間が経つにつれ、スタミナが切れてきた武藤の動きが鈍ると、KAIはシャイニングウィザードを防御しジャンピングハイキック、トラースキックで反撃を開始。一進一退の攻防に、試合前は武藤コールが多かった会場にも徐々にKAIコールが響き始め、15分過ぎにサンダーファイヤーパワーボム、トップロープからのスプラッシュプランチャを放つと会場は大KAIコールに包まれた。
 武藤もカウンターのフランケンシュタイナー、前後からシャイニングウィザードを連発。そして切り札のムーンサルトプレスも繰り出す。しかし着地の際にヒザを痛打し、すぐにフォールにいけなかったのが響き、3カウントを奪えない。切り札で試合を決めきれずダウンしたままの武藤にKAIはトップロープからのスプラッシュプランチャを3連発。ついに3カウントを奪った。
 試合後、若手の肩を借りながらリングを去る武藤にKAIが「武藤さん、ありがとうございました」と声をかけると、軽く手を挙げ応える武藤。そこにこの日、中之上靖文を秒殺した鈴木秀樹がやってきて対戦を迫り一触即発状態となったが、KAIは「オレは誰からも逃げないし、いつ何時、誰の挑戦も受ける」と宣言。対戦を受諾した。
 KAIはその足でファンとともに会場の1階まで下りて、喜びを分かち合う。そして会見では「このベルトを武藤さんから受け継いだということは責任重大。これから俺たちがWRESTLE−1をスタートさせる。誰とでもどんなスタイルでも、WRESTLE−1を盛り上げるためになんでもやる」と話した。
 一方、シングルマッチでは2012年3月20日の両国国技館での秋山準戦以来、3年ぶりの敗北を喫した武藤は「持久力がなかったというか、ちょっとスタミナが切れた」と試合を振り返り「俺に勝った後のチャンピオンはしんどい。KAIはエースになるべくチケットをゲットしただけ。プロレスの神様はきっと途中下車もさせるだろうし、今からがしんどい」と独特の表現で王者の厳しさを説きつつも「託せるようになってほしい」とエールを送った。自らの今後については「変わらない。でも武藤敬司がおしとやかになると“裏の顔”が出てくる」とグレート・ムタの出現を予言した。

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