目指せ日本一!中高生が息合わせ踊る!

JSDA Presents DANCE CLUB CHAMPION SHIP VOL.2

全国中学校・高等学校ダンス部選手権 決勝大会 リポート
全国の中学校・高等学校のダンス部が頂点を目指して競う「JSDA Presents DANCE CLUB CHAMPION SHIP VOL.2 全国中学校・高等学校ダンス部選手権」の決勝大会が8月20日、a-nation内で開催された。中学校の部では8校、高等学校の部では18校、約500名のダンサーが揃い、それぞれが磨き上げてきた作品を披露して、刺激を与え合った。
 大会のハイライトとなったのは、高等学校の部で優勝した山村学園高等学校のパフォーマンス。本大会では自らの作品をパフォーマンスとともに漢字2文字で示すのが特徴だが、同校が掲げた2文字はなんと『秀樹』。大方の期待通り、西城秀樹をモチーフにした作品で、80年代の人気音楽番組をパロディー化した構成で『YOUNG MAN(YMCA)』でダンス。大きなステージを右に左に動き、笑いもこぼれるユーモアたっぷりのステージに会場は一体化、客席でも「Y、M、C、A」と振り付けで踊る人が出るほどの盛り上がり。コンテストであることを忘れるような、エンターテインメントショーだった。授賞式でトロフィーを受け取ると、「優勝するためにここに来ました。3年生はこれが最後なので、優勝できて良かったです」と、目を潤ませて喜んだ。JSDAの青木義人理事長は「テーマを掲げたうえで意表を突く大会なので、山村学園高等学校を選びました。パロディーではありますが、スキルもテクニックもしっかりしていた」と、コメントした。

 理事長はまた、「非常に僅差で意見が分かれた」としたうえで、「スキルやレベルが上がっている」と総評した。





高等学校の部

優勝
埼玉・山村学園高等学校 『秀樹』
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テーマに掲げた『秀樹』への期待を裏切らないユーモアにあふれたポップなエンタメ作品。笑いの裏に作品を支える確かな技術力も注目された。




準優勝・楽天賞
奈良・奈良市立一条高等学校 『咆哮』
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テーマ『咆哮(ほうこう)』を深みと凄味のある構成で表現した。アーティスティックで短編映画を見ているよう。観客の視線をがっちりつかんだ。





中学校の部

優勝
大阪・同志社香里中学校 『歌舞』
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中学生の部のトリで観客の拍手と歓声を集めた。『歌舞』をテーマに、構成振付技術、どのアングルでもクオリティーが高く、クールな演技を披露した。




準優勝・RONI賞
東京・トキワ松学園中学校『楽音』
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カラフルな衣装とポップで元気なパフォーマンスが一際目を引いた。テーマの『楽音』をそのまま目に見える形にしてくれた印象のステージだった。
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TOKYO HEADLINE賞に神奈川・桐光学園高等学校!

 TOKYO HEADLINE賞に輝いたのは、高等学校の部で桐光学園高等学校(神奈川)。同校が掲げたテーマは『時飛(タイムマシーン)』。新人戦を終えてからの3カ月間、合宿を含めて完成させたこの大会のために作った作品だという。「夏の大会であるということを考えたときに、戦争のことを思いました。決して忘れてはいけないことですし、軽く扱ってはいけないテーマなので、どう表現するのが一番いいのかとみんなでいろいろ考えました」。その結果、導き出したのがタイムマシーンにのって時を旅するという物語。楽曲のなかで旅先が告げられるアナウンスがニュースが読み上げられているようにも思えるような見せ方は、他チームのアプローチとは一線を画したパフォーマンスだった。

 チームを率いた鈴木明日香さんは「今シーズンはなかなか賞が取れなかったので、どうしても賞が取りたいとこの大会に臨みました。私自身これが最後の大会でしたし、受賞できて本当にうれしいです」と、キラキラした笑顔でコメントした。

JSDA Presents
DANCE CLUB CHAMPION SHIPとは…


 日本ストリートダンス協会(JAPAN STREET DANCE ASSOCIATION、以下JASDA)は、「ダンスが好き」「ダンスを仕事にしたい」という人の夢を叶えるために2001年に設立された団体。 本大会「JSDA Presents DANCE CLUB CHAMPION SHIP」は、同協会が主催する全国の中学・高等学校のダンス部日本一を決めるコンテスト。参加者は、学校のダンス部もしくは同好会でエントリーしている。作品は、3分以内で、それを漢字2文字で表現するというのが特徴だ。今回は昨年を上回る応募が寄せられたといい、青木義人理事長は「来年はさらに大きな大会にしていきたい」と意気込んでいた。