出世作を16年ぶりに再演 青年団第76回公演『さよならだけが人生か』

撮影:青木司
 今でこそ青年団とか平田オリザという名を知らない演劇関係者はいないだろうし、演劇ファンでもその作品を見たことがなくても名前を知らない人はほとんどいないだろう。そんな青年団にも名前が知られていない時代というのはもちろんあるわけで、大きく知られるきっかけとなったのがこの『さよならだけが人生か』という作品。1992年のこと。当時は「そのとき日本の演劇界が青年団を発見した」といったセンセーショナルな言葉で表現された。

 その後、2000年にリニューアル上演し、今回は実に16年ぶりの再演となる。

 舞台は東京都内某所の雨が続く工事現場。ただでさえ遅れがちなところに遺跡が発見され、工事は遅々として進まない。そんななか工事現場の人々、発掘の学生たち、ゼネコン社員や文化庁の職員などさまざまな人間たちがだらだらと集まる飯場ではユーモラスな会話がいつ果てるともなく繰り広げられていた。

 青年団史上最もくだらないとされる人情喜劇だ。
【日時】6月22日(木)?7月2日(日)(開演は月木金19時30分、水14時/19時30分、土14時/18時、日14時。火曜休演。※25日(日)18時、29日(木)14時、7月2日(日)11時に追加公演あり。開場は開演20分前。受付は開演1時間前)【会場】吉祥寺シアター(吉祥寺)【料金】日時指定・全席自由席・整理番号付 前売・予約・当日共 一般4000円、ユース(26歳以下)・シニア(65歳以上)3000円、高校生以下2000円【問い合わせ】青年団(TEL:03-3469-9107=12?20時 [HP] http://www.seinendan.org/ )【作・演出】平田オリザ【出演】山内健司、小林智、太田宏、石橋亜希子、荻野友里、小林亮子、立蔵葉子、森内美由紀、石松太一、伊藤毅、井上みなみ、小瀧万梨子、佐藤滋、前原瑞樹、串尾一輝、藤松祥子、大村わたる、寺田凜