相撲協会理事選で貴乃花親方2票、八角理事長11票

八角理事長(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
 日本相撲協会は2月2日、東京都墨田区の両国国技館で1期2年の任期満了に伴う理事候補選挙を行った。

 貴乃花親方(元横綱)の弟子、貴ノ岩に対する元横綱日馬富士の傷害事件から始まり、貴乃花親方と協会側との軋轢が表面化。その後も春日野部屋の過去の傷害事件が発覚するなど不祥事続きの角界とあって、大きな注目を集めるなか行われたが、前日の届け出には定員10人のところに11人が立候補。貴乃花一門からは貴乃花親方と阿武松親方(元関脇益荒雄)の2人が出たが、貴乃花親方は2票にとどまり落選。5期連続の当選を逃した。初出馬の阿武松親方は8票を獲得し当選した。

 貴乃花一門は無所属で関係の近い親方も合わせ持ち票が11票とされる中、阿武松親方に候補者を一本化。無投票での理事選を避けるためあえて強行出場した貴乃花親方だったが支持を広げることはできなかった。貴乃花親方は立候補を届け出た1日に部屋のホームページを更新。相撲協会の現状に「組織としての公益性や透明性が大きく問われている」と危機感をあらわにし、「自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標としたい」などと訴えていた。

 一方、八角理事長(元横綱北勝海)は11票、部屋の過去の傷害事件が発覚した春日野親方(元関脇栃乃和歌)は9票で当選した。