【インタビュー】土村芳、NHKよるドラでゾンビと戦うアラサー女子を好演!

連続ドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』
土村芳(つちむら かほ)



「あのNHKでゾンビ!?」と巷で話題を呼んでいる、現在放送中の連続ドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』に『連続テレビ小説 べっぴんさん』の土村芳が出演中。とある地方都市を舞台に、人生に行き詰まりを感じているアラサー女子がゾンビの襲撃に巻き込まれて、自らの“生きる意味”を見つめなおしていくという新感覚のドラマの見どころを直撃!
撮影・蔦野裕
「やっぱり最初は驚きましたね。NHKさんでゾンビものをやるんだ、ここまでやってしまうんだ、と(笑)。すでにご覧になっている方は気づかれたと思うんですが、日常を舞台にしながらも、登場するゾンビがかなりリアルで本格的なんです」と苦笑する土村。どうやらゾンビはあまり“得意”ではない様子。
「特にインパクトがあったのが、エキストラさんが演じたおばあさんのゾンビがいるんですけど、ただそこにいるだけですごい存在感なんですよ。1話に出ているんですが。私だけじゃなく共演者の皆さんも“あのおばあさんゾンビ、存在感が半端ない!”と言っていました。実はゾンビのボスなんじゃないかというくらいの存在感を放っていて。私の中では、あのおばあさんゾンビが1番印象強いです(笑)」


 とはいえ本作は“ゾンビからのサバイバル”を描くドラマではない。
「特殊メイクだったりゾンビ役の方々のお芝居だったりという、ゾンビものとしてのこだわりは確かにあるんですが、登場人物や描かれているテーマに共感される方は多いんじゃないかなと思うんです。私も、それほどゾンビものをよく見ていたわけでは無いんですが、コメディー要素も多く、ゾンビが苦手な方でも見やすい作品だと思います。街がゾンビに襲撃されるという設定は現実にはありえないですけど、その極限状態をきっかけに登場人物たちが改めて自分自身のことだったり、友人や家族、恋人との絆を見つめなおしていく姿が描かれていくので、共感できる部分も多いんですよね」


 どこにでもある地方都市。どこにでもいる、ふと人生の行き詰まりを感じてしまった人たち。その中で、土村が演じる君島柚木(きみじま ゆずき)はいわゆる“天然”系のキャラクター。NHKの『連続テレビ小説 べっぴんさん』や映画『去年の冬、きみと別れ』など、一途な女性や、知的、たおやかなイメージの役どころが印象強いだけに、意外なキャスティングといえそう。
「確かに、私がこういう役を頂けるとは思わなかったので、それも驚きでした。私が演じる柚木は、とにかく空気の読めない人なんです。自分がそのとき思ったことをそのまま口に出してしまうし、あまり物事を深く考えないというか。もういい大人、アラサーなんですけど(笑)。自分の中にあまり要素がない人物だったので、最初はけっこう戸惑いましたね。でも自分とまったく違う人物を演じるのは楽しいですし、だんだん柚木のことが好きになってきて。何にも考えていないように見えて、ときどき真理を突くというか、でも良い意味で人に忖度がなく、意外とちゃんとしたことを言うんです(笑)。1話目でも、恋人・広野の娘の夢ちゃんと会ってすぐに仲良くなってしまったり。あれは、演じている私自身も柚木ってスゴイ子だな、と感心してしまいました(笑)。柚木はもちろん、みずほ、美佐江の3人がこの状況をどう切り抜けるのか。今後、サバイバルの中でキャラクターたちの思わぬ一面が描かれていくのが楽しみです」
 個性的なキャラクターたちがサバイバルの中で葛藤したり成長したり、あるいはゾンビになってしまったり…。果たして彼らは無事、生き延びて見つめ直した人生を続けていくことができるのか?
「柚木も、この先どんな運命が待ち受けているか分かりませんからね。生き延びられるのかどうか。まあ少なくとも私自身がこういう状況になったら…生き延びようとしても早々に襲われてしまう気がします(笑)」
 浮気、不倫、失業…何が起こるか分からない人生の不安も“ゾンビが来たら…”という視点で見てみれば、いつもと違う視界が広がるかも?
(本紙・秋吉布由子)
連続ドラマ『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』
【放送】2019年1月19日(土)から全8回 総合・毎週土曜よる11時30分~59分
【作】櫻井智也
【出演】石橋菜津美、土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知、山口祥行、原日出子、岩松了他
【URL】https://www.nhk.or.jp/drama/yoru/zombie/