Krush.43 34歳・寺崎が壮絶KOで初戴冠

2014.07.18 Vol.622
 立ち技格闘技の「Krush.43」が13日、東京・後楽園ホールで開催され、トリプルメーンのトリで行われた「Krush −65kg級タイトルマッチ」で挑戦者の寺崎直樹が王者HIROYAを1R1分29秒、KOで破って初戴冠した。  ゴング早々、HIROYAはハイスピードで威力抜群のローキックを放つ。しかしこの一発で寺崎にスイッチが入る。「このままだとやられる」と腹を決めた寺崎は距離を詰め短期決戦に出る。ボディーからの右フックでぐらつかせると、焦りを見せたHIROYAから立て続けに2度のダウンを奪ってKO勝ちした。HIROYAは王者の意地で立ち上がったが、足元がふらつきレフェリーが試合を止めた。  HIROYAは王座決定トーナメントを全試合KOで勝ち抜き、今回が初防衛戦。現在、6連勝で4連続KO勝ち中とあって、下馬評ではHIROYA有利の声が大半だったが、引退をかけて臨んだ寺崎の執念にのみこまれた。  トリプルメーンの第2試合では「ISKA 世界バンタム級タイトルマッチ」が行われ、王者の寺戸伸近がヴェダット・ウルックを1R1分8秒、右ストレート一発で沈め、3度目の防衛。  トリプルメーンの第1試合で行われた「Krush 女子タイトルマッチ」では初代女子王者・朱里が谷山佳菜子を判定で破り初防衛。秋に行われるK−1への出場をアピールした。

Krush.43  34歳・寺崎がHIROYAに壮絶KO勝ち

2014.07.14 Vol.621
 立ち技格闘技の「Krush.43」(13日、東京・後楽園ホール)で三大タイトルマッチが開催された。
 トリプルメーンイベントで行われたタイトル戦。トリを飾ったのは「Krush -65kg級タイトルマッチ」。王者HIROYAに寺崎直樹が挑戦した。HIROYAは王座決定トーナメントを全試合KOで勝ち抜きベルトを巻いた、今最も勢いに乗っている選手だ。対する寺崎は梶原龍児の引退カウントダウンでの熱闘と前戦のKO勝利の内容を評価されての挑戦。34歳、キック人生10年にしてやってきた最大のチャンスだった。
 とはいっても寺崎は一時不調を極め、「WILDRUSH リーグ2012」では最下位。戦績と現在の勢いを考えるとHIROYAの優位は動かないと思われた。
 しかし試合は1R、KOで決着。勝者は寺崎だった。1R開始早々、HIROYAのハイスピードのローキックを食らった寺崎は「長期戦になったらやられる」と方向転換。一気に距離を詰め打ち合いに持ち込む。コーナーに詰め放った右ストレートでHIROYAをぐらつかせると、足を使って距離を取ろうとするHIROYAを追いかけ右ストレートでダウンを奪う。立ち上がったHIROYAに、寺崎は追撃のパンチの連打。HIROYAは寺崎に寄りかかるように2度目のダウン。王者の意地でなんとか立ち上がったが、足元がふらつき、レフェリーが試合を止めた。
「チャンピオンになれなかったらやめようと思っていた」という寺崎の執念が若さと勢いを上回った。

Krush.42 山崎がTKOで2度目の防衛

2014.06.20 Vol.620
 立ち技格闘技の「Krush.42」が12日、後楽園ホールで開催され、メーンで行われた「Krush −63kg級タイトルマッチ」で山崎秀晃がモロッコのモハメド・ブールフと対戦。3R2分、タオル投入によるTKOで勝利し、昨年12月の木村ミノル戦に続き2度目の防衛を果たした。  山崎は2月にはノンタイトル戦でもモハメド・ギャラウィーを2RKOで下しており、今まさに脂がのりきった状態だ。  相手のブールフは“殺し屋”の異名を持つ22歳。前に出る圧力が強く、回転の早いパンチとローキックのコンビネーションを得意とする攻撃的なファイター。粗削りながらも決して油断のできない相手だったが、今の山崎の敵ではなかった。1Rから手数で圧倒し、右バックブローでダウンを奪う。2Rには狙いすました右ストレートをガードのすき間から打ち込み2度目のダウンを奪う。いきなり立て続けのダウンを喫しゲームプランが狂ったブールフはやみくもに前に出るが、山崎は左右のフックで迎撃すると、またも強烈なバックブローを叩き込む。楽勝ムードが漂ったが3Rになってブールフが覚醒。若さに任せて前へ前へ。その突進力にややてこずった山崎だったが、カウンターの左フックを合わせて、この日3度目のダウンを奪う。立ち上がったブールフだったが、足元がふらつき、セコンドがタオルを投げ、山崎がTKO勝ちを収めた。  木村ミノルとトーマス・アダマンドポウロスという、かつてタイトルをかけて戦った2人の試合の後だっただけに、リング上のマイクでは「しっかり倒したかった」と反省の弁が口をついた山崎だったが、圧勝の防衛だった。  そのセミファイナルでは木村が第2代王者のアダマンドポウロスを2R2分55秒、KOで破った。

Copyrighted Image