落語界の風雲児・立川談志さんが死去

 歯にきぬ着せぬ毒舌で注目を集めた落語家で、元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし)さんが21日に喉頭(こうとう)がんのため死去したことが23日、明らかになった。75歳だった。3年前に発症した喉頭がんが昨年11月に再発。気管切開手術を行い、入院と自宅療養を繰り返していたが、10月27日に容体が急変。約3週間、1度も意識が戻らないまま帰らぬ人となった。

 談志さんの長男で所属事務所社長の松岡慎太郎氏は、談志さんの闘病中の様子について、「しゃべれないことが何より辛い状況なのに、辛いとか一切言わず、最後まで強く生きていました」。密葬はこの日午後、都内の斎場で近親者のみで済ませたといい、後日、都内でお別れの会を開く予定。