2020年オリンピック招致のシンボルは桜のリース

ph_sports0400.jpg
ph_sports0401.jpg

 2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催を目指す東京五輪招致委員会は11月30日、都内の会場で招致活動のシンボルとなるロゴを発表した。

 ロゴは日本オリンピック委員会(JOC)により公募され、集まった作品の中から、女子美術大学4年の島峰藍(しまみねあい)さんの桜を用いたデザインが採用。GKグラフィックスの久田邦夫氏、栄久庵憲司氏のアドバイスを受けながら完成させた。

 五輪色の5色の桜の花びらがリースになったデザインには、「世界をつなぐ、再び戻る」という意味があり、「日本に勇気と活気を取り戻したい。オリンピック、パラリンピックは、活気が戻るイベントだと思う」と島峰さん。

 審査をした招致委員会副理事長で専務理事の水野正人氏は今回、学生から募集したことについて「今、日本には元気が必要です。将来を担う若いデザイナーに大いなる夢を持ってロゴに挑戦してもらい、元気を与えてほしいと思いました」と語った。

 また、記者発表会に参加したレスリングのアテネ・北京の金メダリスト伊調馨は、「カラフルで華やか。子どもから大人まで親しめるロゴだと思う。オリンピックはすごいもの。東京で開催されれば日本中が盛り上がるし、このロゴでそれが実現できればうれしいですね」と気に入った様子。

 水野副理事長は、「今後は、このロゴを活動のあらゆる場面で使用し、来年5月のIOCの理事会後は、下に五輪のマークを入れて使用します。これをシンボルとして、2年間活動し2020年、必ずオリンピックを東京に招致したい」と述べた。