環太平洋ライト級トーナメント「ガイvs美木」はドロー

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ガイ・デルモ(上)はテイクダウンもロープが邪魔になり有効なパウンドを放てず(撮影・神谷渚)

   8日、水道橋の後楽園ホールで2012年最初のプロフェッショナル修斗公式戦「ISAMI presents サバイバートーナメント決勝 環太平洋ライト級チャンピオン決定戦」が行われた。

   メーンでは土屋大喜の返上によって空位となった環太平洋ライト級王座をかけて昨秋の「SHOOTO THE SHOOT2011」から始まったサバイバートーナメントの決勝戦「ガイ・デルモvs美木航」が行われた。ガイは優勝候補と目されていた田村一聖を破り、美木は不死身夜天慶とドローとなったが抽選で決勝の切符を手に入れた。
 
   オールマイティーのスタイルの美木にレスリング主体のガイ。2人は昨年8月にも対戦。前回は2Rでの戦いとあって、お互いに1Rずつ取り合ってのドロー、文字通りの決着戦だ。

  1Rから打撃でプレッシャーをかけ続ける美木だが、ガイはかまわずタックルへ。ガイがバックをキープする時間が続くが、なかなかそこから先へと攻めきれない。美木も左フック、時折見せるテンカオでダメージを与えるものの、ガイがかまわずタックルにくるため攻撃が単発に終わり、深いダメージを与えられない。3Rともどちらが取ってもおかしくないままゴング。三者三様のドローに終わり、王座は空位のままとなった。