ジョシュ・ブローリン『メン・イン・ブラック3』

"若き日の"トミー・リー・ジョーンズ役でハリウッドのカメレオン俳優が登場!

コーエン兄弟の『ノーカントリー』や『トゥルー・グリッド』ガス・ヴァン・サント監督の『ミルク』などに出演し、高い評価を得ている実力派の筆頭的存在、ジョシュ・ブローリン。「MIB」最新作でも驚異のカメレオンぶりを披露!
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撮影・宮上晃一

 新作『メン・イン・ブラック3』では、トミー・リー・ジョーンズ演じる無口で無愛想なエージェント・Kの若き日を、見事な"仏頂面"で好演しているジョシュ。実際のジョシュも、無口で気難しい人かも...と思いきや、現れたジョシュは気さくでノリも抜群。語感が気に入ったのか「スシ!サシミ!スシ!」と、早口言葉のように繰り返して周囲の笑いを取るというお茶目さ。かつて日本で大ヒットした冒険映画『グーニーズ』はご存じのはず。劇中で三輪車を漕いでいた"お兄さん"が、ジョシュの映画デビューだ。 「あんな大作ばっかり続いて出られるものかと思ってたらそんなことなくてね(笑)。あの後しばらく『グーニーズ』のことを言われ続けたものだから辟易してた時期もあったんだ。最近ヒット作に恵まれるようになって、やっと素直に、出て良かったなと思えるようになったよ(笑)」 『グーニーズ』以降しばらくの間は、大作路線から外れながらも着実に存在感を示してきた。日本でも放送されたテレビドラマ「ヤングライダーズ」もその1つ。 「あのドラマを撮っていた3年間は、僕のキャリアの中でも一番幸せな時期だったと思うよ(笑)! 日本でも放送されたんだよね。あれ以来、西部劇を撮るのが好きになったんだよ」  確かに西部劇の"武骨な男"はジョシュのハマり役かも。 「こんな顔で生まれついたから、あまり役は選べないんだよ(笑)。それを受け入れるときもあれば、コメディーに挑戦するときもある。でもトミーにコメディーができるんだから、僕にだってできるよ(笑)。トミーは日本でコミカルなCMに出ているんだろ?」  もしあのCMに若き日の"宇宙人ジョーンズ"が登場するなら、演じるのはジョシュを置いて他ない。なにしろ今回ジョシュは、本当にトミーが若返ったかのような模写っぷりを披露している。 「じゃ、そのCMの会社を覚えておこう」(と、コーヒーをひと口飲んで微笑むポーズをするジョシュ)  思えば『ブッシュ』でジョージ・W・ブッシュを演じた時も、その激似ぶりで話題を呼んだ。まさにカメレオンだ。 「そう言ってもらえるのは俳優として本当にうれしいよ。モデルがいる人物を演じるのはなかなか怖いことだけど、自分なりにその人物を多面的に表現するのが楽しいんだ。何より、僕は常にいろんな役を演じていきたい。自分で言うのもなんだけど『グーニーズ』で三輪車を漕いでいた男が後に『ノーカントリー』に出て『MIB』のエージェントになるって、けっこうイケてるよね(笑)?」  J役のウィル・スミスとも息ぴったりでJ・Kコンビとしての違和感なし。ひょっとしてウィルも、あまりの違和感の無さに、トミーと一緒にいる感覚に陥っていたのかも。そんなカメレオンぶりもあって、近年ますます評価が高まるジョシュ。 「昔の僕と今の僕、違っているところは、良い意味で繊細になったということかな。僕の演技に、他の人が笑ったり感動したりしてくれることを、すごく謙虚に受け止めるようになった。『グーニーズ』や『ヤングライダーズ』の話を今でも楽しそうにしてくれる人に出会うと、本当に幸せな気持ちになって、なおさら謙虚にならないといけないって思うんだ。自分の顔が写っているポスターに外国語が描かれているだけで感激しているよ(笑)」  本作でエージェント・Kの知られざる一面を見せてくれた後は、ハリウッド版『オールド・ボーイ』の主演など、また違うジャンルの作品が控えている。面白い映画を見たいなら彼の名前は押さえておくべき!
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『メン・イン・ブラック3』
監督:バリー・ソネンフェルド 出演:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン他/1時間50分/東宝東和配給/5月25日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて公開 2D/3D http://mib-3.com
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