SPECIAL INTERVIEW 鈴木福 映画『マクダルのカンフーようちえん』 マクダル役

鈴木福、カンフー修行中!?
昨年ドラマ「マルモのおきて」で大ブレイク後、日本中から愛される小さな天才俳優・鈴木福くん。今回は、香港の超人気アニメシリーズ最新作で主人公・マクダルの吹き替えに挑戦!

 すでに多くの作品を経験している福くんだが、声の吹き替えは普段のお芝居より少し難しいのだとか。
「演技は体も動かせるけど(吹き替えは)声しか出しちゃダメ。ちょっと動いただけでも音声が入っちゃうので、台本をめくるのも難しいんです」

 余計な音を入れないように、演技に集中するのは大変なのでは?
「あまり集中しすぎちゃうのもダメなんです。音のことはあまり気にしすぎないようにして、演じました」

 つい動いたり音を出してしまったり、ということはなかった?
「やらないでね、って言われたことはやらないから大丈夫。やらないでねって言われたのにやったら、いけないことでしょ」

 その通りです! プロの俳優として責任感も強い福くん。その一方で、のびやかな才能も彼の魅力。今回、演じたマクダルは“香港版ドラえもん”とも例えられる香港の国民的キャラクター。勉強や運動は苦手だが、心優しい子ブタの幼稚園児だ。

「マクダルは、すごく優しい子だと思います。アリを踏まないし、みんなのビンの蓋を開けてあげるし、お母さんが泣かないように勉強するし」

 幼なじみ・メイの声を演じたのは、人気女優・剛力彩芽。

「メイが“もちろん、あなたのほうがなまけものよ”っていうところがあるんですけど、剛力さんのメイが“当然でしょ”みたいな感じで言っていて、すごく面白かったです。それに対してマクダルは“うわーん”って泣いちゃうの(笑)」

 前田美波里演じるお母さん、ミセス・マクは一見厳しい教育ママ。

「でも、マクダルのお母さんはいろんなことを教えてくれるよ。(発明家・マクデブの)18代目の子孫だってこととか。パパのパパの、そのまたパパのパパのパパのそのまたパパの…(笑)」
 

と、早口言葉のような劇中の台詞をスラスラ言ってみせる。主役ともなると台詞も多いし、難しい部分もあったのでは、と尋ねると…。

「何か難しい台詞あったっけ。面白かったのは、さっきの“パパのパパの…”とか、“僕はチキンがだーい好き。ママもチキンがだーい好き…”という台詞とかです」

 本作の収録は昨年の秋。それなのに、まだ台詞をソラで言えるとは、なんともすごい記憶力。

「他の作品のも、一度覚えた台詞は、あまり忘れないんです」

 と、本作のポスターを見て、そこに書かれているキャッチコピーを読みはじめた福くん。

「僕はママのために世界一の子ブタになる! マクダル、ただいまカンフー…しゅぎょう…ちゅう!?(笑)」

 すっかりマクダルの声になって読み上げる福くんに思わず拍手すると…。

「失礼しました〜(笑)」

 天真爛漫なところはマクダルそっくり。もしマクダルのように山奥に預けられて修行することになったら?

「月に1回とか週に1回、家から通います(笑)。サッカーは今やってるから、空手とかをやってみたいです」

 マクダルはカンフー修行で痛がっていたけど…と言うと「それはマクダルだから(笑)」と、きっぱり。オトコは負けられないですよね。

「負けないよ、ぼく。強くなったら木の板をバンって割ったりする」

 なかには、割れやすいように線を入れてる人もいるそうですよ…と、つい余計なことを言ってしまった記者。すると「ええっ…そうなんだ」と驚いた様子の福君、次の瞬間ニヤリと笑って「じゃあ、みんなが強いわけじゃないんだ(笑)」。うーん、器が違う。強くなりたいという福くんだけに、今後やってみたいのはやっぱり…。

「アクション! ワイヤーで釣られたりしたいです(笑)」

 2本のバラエティー番組のレギュラーに加え、スペシャルドラマ『車イスで僕は空を飛ぶ』(8月25日放送予定)や、ドラマ『妖怪人間ベム』の映画版など、話題作も続く。そんな福くんの天真爛漫な魅力と大人顔負けのプロ根性が伝わってくる本作は、親子に笑いと感動を届けてくれる一本だ。 (本紙・秋吉布由子)
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『マクダルのカンフーようちえん』

監督:ブライアン・ツェー 声の出演:鈴木福、剛力彩芽他/1時間20分/マジックアワー配給/8月11日よりシネマート新宿他にて公開 
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