フットサル日本代表がブラジルと3−3のドロー

 三浦知良(カズ)のフットサル日本代表デビュー戦となったブラジルとの国際親善試合。ブラジルはW杯を4回制する強豪で、日本はこれまで12戦全敗。しかしこの日は代々木第一体育館の上段まで埋め尽くす8236人のサポーターの大声援にこたえ3−3と引き分けた。

 日本は前半3分、左サイドを突破した逸見が先制ゴール。続く13分にはカズのパスを起点にゴール前、ターンでGKを交わした北原が2点目のゴール。守ってはGK川原がスーパーセーブを連発。前半を2−1で折り返す。日本の堅い守りにフラストレーションがたまるブラジルはラストパスの精度がなかなか上がらない。しかし後半に入って24分にアリが技ありのシュート、31分にはロドリゴが直接フリーキックを決め3−2で逆転する。しかし日本も直後にセットプレーから小曽戸が同点ゴールを決め引き分けた。

 カズは計3回出場し、いきなり左サイドをワンツーで突破しシュート、自陣ゴール前の混戦からのこぼれ球をドリブルで30メートル独走するなど見せ場を作った。戦術面の理解など課題はあるが、W杯での活躍に期待を持たせた。