フットサルW杯で日本が初の決勝トーナメント進出

 タイで行われているフットサルのワールドカップ(W杯)でC組の日本は第1戦となる1日のブラジル戦で4−1で敗れた。直前の親善試合では初めて引き分けた相手だったが、本番ではブラジルの勢いを止められなかった。

 決勝トーナメント進出へがけっぷちとなったポルトガル戦(4日)では開始早々に立て続けに失点。一時5−1とリードを許しながら、前半18分、星のゴールで反撃ののろしを上げると、後半は積極的にパワープレーを多用し、32分に北原、33分に森岡がこの日2点目のゴールを決めると、36分にはカウンターから逸見がついに同点ゴールを決めた。なおもパワープレーを続け、勝利を狙う日本だったが勝ち越しはならなかった。しかし次戦につながる勝ち点1を獲得。その勢いのまま迎えた7日のリビア戦では前半18分に稲葉のゴールで先制。直後に同点とされたものの、後半に入って星の2試合連続ゴールを皮切りに3点を奪い、初勝利をあげた。

 日本は1勝1分け1敗の勝ち点4でグループ3位となった。決勝トーナメントに駒を進めるのは各組の上位2位と、3位のうち勝ち点、得失点差などで上位の4チーム。

 日本は試合終了時点では、他の試合の結果待ち。とりあえずはこの日の勝利でD組の3位を上回ることは決定しており、焦点はA組の3位の動向となった。そのA組ではウクライナがコスタリカに6−1で勝利。この結果、日本がA組3位のタイを上回り、3位チームの上位4位に入ることが確定。3大会連続4度目の出場にして初めて日本の決勝トーナメント進出が決まった。