“世界王者”山本真弘が61キロ級の強敵破る

 立ち技格闘技『RISE 92』が17日、水道橋の後楽園ホールで開催され、日本人としてただ一人「IT’S SHOWTIME」の世界王座に就いた山本真弘がその2代前の王者であるカリム・ベノーイと対戦。延長にもつれ込む接戦を制し勝利を収めた。山本は左フックから右ロー、左右のフックから右ローの連発とコンビネーションを繰り出すと、ベノーイは右ミドルにボディーブローで応戦——。世界の61キロ級のトップ同士の対戦とあって、ハイレベルな攻防が繰り広げられた。

 本戦の判定では山本が1−0でドロー。延長戦ではインターバルの間、左の内ももを氷で冷やし続けていたベノーイに容赦ないローキックを浴びせ続けた山本が3−0で勝利を収めた。

 この日は3つのタイトル戦が行われ、初代ライトヘビー級王座決定戦では上原誠が清水賢吾を2−1の判定で破り王座に就いた。スーパーライト級は左右田泰臣が、前回の対戦でデビュー以来の連勝を止められた王者・吉本光志に雪辱を果たし、ベルトを獲得。第4代バンタム級王座決定戦では現在、フジテレビの人気番組『テラスハウス』に出演中のDykiが六川星矢とこの日一番の熱戦を繰り広げ、2−1の判定で勝利を収めた。