コンフェデ杯 ブラジルが3大会連続4度目優勝

 ブラジルで開催されたサッカーのコンフェデレーションズカップで開催国のブラジルが3大会連続4度目の優勝を果たした。6月30日、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われた決勝ではワールドカップ(W杯)王者のスペインを3−0で下した。

 ブラジルは前半2分、フレジがゴール前でこぼれ球を押し込んで先制。44分にはネイマールが左足で豪快にネットを揺らし、後半2分にもフレジがこの日2点目を決めて突き放した。

 スペインは2008、2012年に欧州選手権を連覇し、2010年にはW杯初制覇。国際Aマッチは26戦連続負けなし、公式戦の不敗記録は29まで伸びていたが、今大会絶好調のブラジルの前に敗れた。

 ネイマールは今大会4ゴールを決め、大会最優秀選手に当たるゴールデンボールを受賞。得点王はフレジとフェルナンドトレス(スペイン)が5ゴールで分け合った。

 イタリア−ウルグアイの3位決定戦は2−2のまま延長でも決着がつかず、イタリアがPK戦を3−2で制した。

 ブラジルは大会前に発表されたFIFAランキングでは過去最低の22位。チーム作りの途上ということもあって、それまでの6試合で4引き分けと波に乗れないでいたが、日本との開幕戦で3−0と圧勝し一気に突っ走った。