黒田勇樹の映画監督初挑戦作品がクランクイン

 元俳優でハイパーメディアフリーターとして幅広く活躍中の黒田勇樹が映画監督に初挑戦している『黒田勇樹殺人事件』と『ロングロングロングホリディ』が10日クランクインした。
 この2本の作品は、黒田が講師を務める「演劇ワークショップ FreeAct」に通う生徒たちとゲストによって作られるもので、年末の公開を目指すという。
『黒田勇樹殺人事件』はダークな要素を含んだサスペンス的な作品で、『ロングロングロングホリディ』はファンタジーと、色の違う2本の作品を監督する黒田。そんな“監督業”はもとより、この日は猛暑日の炎天下の中、ADのごとく走り回り、汗だくになりながら撮影を終えた。
『ロングロングロングホリディ』の主演を務めるのは人気子役のはるかぜちゃんこと春名風花。春名は黒田監督について「今まで会った監督さんの中で一番楽しい人だったかも。監督っぽいところもあるんですが、ふだんの黒田ニーサンとかぶっちゃって、普通に伸び伸びとできました。でも映画のことをずーっと考えていて、映画のこと以外耳に入らないっていう時があって、すごいなと思いました」とこの日の撮影を振り返った。
 黒田×はるかぜちゃんという興味深い組み合わせとあって、今後話題を集めそうな作品だ。
 黒田はこの作品の後は、「演劇ワークショップ FreeAct」での第3弾に加え、別の座組で4本目の作品を監督する予定も立っているという。また役者活動についても「お話があれば」と前向きな姿勢を見せた。