ウルトラセブン展開催中 当時のギャラはダンよりアンヌが高かった!!

 1967年にテレビ放映され、昨年45周年を迎えた円谷プロダクションの特撮番組『ウルトラセブン』。
 当時、リアルタイムでテレビを見ていた世代はもちろん、世代を越え根強い人気を誇っている。その45周年を記念した『生誕45周年 ウルトラセブン展』が24日から日本橋三越本店新館7Fギャラリーで開催中だ。
 同展では当時の映像や写真、ウルトラセブンはもちろん、作品に登場した宇宙人たちのコスチューム、基地の模型など貴重な資料を展示。なかでも当時発売されたソフビ人形や雑誌、文房具といったさまざまな関連グッズを見て「これ持ってたな。まだどっかにないかな?」なんて思い出す大人もたくさんいそう。
 初日の24日にはモロボシ・ダン役の森次晃嗣、アンヌ隊員役のひし美ゆり子によるトークショーが開催された。
 今でも「ダン」「アンヌ」と呼び合う2人。もともとはアンヌ隊員役は別の女優がやることになっていたのだが、突然ひし美に変更になったこと。そのため衣装のサイズが小さくて胸が強調された形になってしまったことなど、撮影の裏側を披露。そして「この人のほうが高かったんです。僕は月3万円。(ひし美さんは)10万円くらいもらってたよね」と、実はモロボシ・ダンよりアンヌ隊員のほうがギャラが高かった、なんて貴重な話も飛び出した。
 共演者やスタッフの中でもアイドル的な存在だったひし美は撮影がないときでもロケに足を運んでいたといい「あんなに楽しかったことはなかった」と当時を振り返った。
 森次はウルトラセブンでの名シーンといわれるメトロン星人とちゃぶ台を挟んで対峙するシーンについて「なんか変だな。なんで宇宙人同士がちゃぶ台挟んでるのかな…って思った」と語った。
 同展は8月5日まで開催。ウルトラセブン、ウルトラセブン21らと記念撮影ができるコーナーや、玩具やランチグッズといったレアグッズを販売するコーナーを設置。また森次、ひし美、フルハシ・シゲル隊員役の毒蝮三太夫、アマギ隊員役の古谷敏による音声ガイド(別料金)も行っている。