【今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵】紺碧の海(六本木)

 おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

「一皿会席 紺碧の海の盛り合わせ」(2980円のコースより)

 趣味食べ歩き、特技大食いの探偵の元に“たまには大食いレポのようなものじゃない店紹介を!”と依頼が。確かに、ついつい量重視、コスパ上等!の店ばかりを紹介していたと反省。というわけで、今回はおいしいお魚がちょっとずついっぱい食べられる店を調査。“結局いっぱいかよ”というツッコミは無視して六本木へ向かう。

 やって来たのが「紺碧の海」という敷居の高そうな店。しかしお店の方の元気で気持ちいい挨拶で、緊張感が一気に解ける。こちらの店は静岡県伊東市の全面協力により、伊東漁港で水揚げされたばかりの伊豆の地魚を毎日店に直送してもらってるとのこと。地元の漁師さんと契約して、直接仕入れるから、鮮度抜群のお魚料理がリーズナブルに食べられるのだ。とりあえず3種類のコースの中から「紺碧」コースをチョイス。「先付」、一皿会席の「紺碧の海の盛り合わせ」(魚料理約15種盛り合わせ)、「食事」または「甘味」のどちらかという内容。「先付」に続き登場したのが、同店の目玉ともいえる「紺碧の海の盛り合わせ」。会席コースで出される前菜、お造り、焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物といった料理を一口サイズにして提供してくれる。

「伊豆・伊東名物 いかメンチ」(650円)

 日によって内容は異なるが、この日は「鯵南ばん」「玉子焼」「煮こごり」「がり」「金目鯛」「黒むつ」「鯵」「鯛の一夜干し」「魚卵旨煮」「しったか」「イナダ」「尾長鯛」「いさき」「鯵と鮭の燻製」「石川小芋」。それらが海を泳ぐ魚のようにブルーのお皿に綺麗に盛り付けられている。これ見ながら日本酒3合はいけるね。お造りにしても、それを乗せるツマをひとつひとつ変えるなど、その素材の良さを上手に引き出すように工夫されているので、口に運ぶたびに新鮮な驚きに遭遇。女性の利き酒師さんが選んだという静岡の地酒がグラス370円から提供されるので、食事と地酒のマリアージュをゆっくりと味わいたい。これがコースに入って2980円ってめちゃめちゃリーズナブルやん! とひとり興奮気味の探偵であった。もちろんコース以外にも魚介類中心の単品料理も豊富なので、コースに追加して楽しむのもあり。おいしいものを少しずつ、種類をたくさん食べたい大人女子におススメの店に認定!

「漁師風海鮮飯(海鮮たたき丼)」(930円)
紺碧の海
【住所】港区六本木6-6-9 ピラミデビル3階
【TEL】03-5474-4135
【営業時間】16〜23時(L.O.22時)
【定休日】土日祝【URL】 http://konpeki-no-umi.jp