脱こじらせへの道 第15回 男性をアクセサリー的に見ていませんか?

寛大な人多し!? キスフレ、ソフレ、セフレ……あなたはどこまで許せる?
 こんにちは、田口です。
 
 個人的にSMAPの解散問題が気になってしようがない今日このごろです。

 今回は「寛大な人多し!? キスフレ、ソフレ、セフレ……あなたはどこまで許せる?」というアンケートで話を進めていきたいと思います。
 なんとなく遠くにベッキーの姿が見えそうではありますが、前回からの話の流れで考えていましたので、その話題とは全然関係ありません。あしからず。


 この「キスフレ」「ソフレ」という言葉が出てきたのがだいたい1年くらい前だったと記憶しています。

 個人的には、「キスフレ」「ソフレ」なんて成立するの? いや、そんなのありえない、と思っています。
だって、キスだけして、添い寝だけしてお別れなんてことあるのでしょうか? そのままエッチしたくなるもんじゃないんですかね。
 なんなんでしょう、これも男の草食化なんでしょうか。
 ちょっと不自然な感じもしますが、しかし、実際こういう状態はあるようです。

 そのほかに、仮りの彼氏と書いて「仮氏」という言葉もあります。
 休みの日に一人でどこかに行くのが嫌な時に一緒にデートしてくれる人とか、そういう人のことだそうです。

 それって仲のいい男友達なんじゃないかとも思うんですが、気持ち的に友達よりは彼氏に近く、いることで自分の心に余裕が出るから、ということでそういう存在を置いておくという心理のようです。

 確かにアラサー、アラフォーだと世間の目が気になることも多いですよね。
「その年で彼氏もいないなんて…」といった見られ方をしているんじゃないかと自分で思ってしまって、そういう自分の中での危険を回避するために…ということはあるかもしれません。


 さて、アンケートに話を戻しましょう。
「キスフレ」「ソフレ」に関しては、これまでのヤリマンの回やセフレの回のときのように、数の多い少ないはあまり関係ないかと思います。
 それよりは“女性の男性化が進んでいることの現れ”ととらえるべき問題かと。

 今までって、不倫もダメ、浮気もダメ、体だけの関係もダメ、女性は彼氏に尽くすべきという考え方が(下手したら結婚まで純潔を守るべきなんて考えも)、日本にはなんとなく定着していたんですが、ここ最近、草食男子や肉食女子ブームや、GIRL’S CHの扱っているような女性向けアダルト動画をはじめとする女性の性の解放が進んできました。それにともなって、女性の男性化が進んできて、恋人以外とそういう関係を持つことに抵抗のない人が増えてきたということなんだと思うんです。

 女性の男性化は構わないと思います。前回お話したように、女性と男性はもっと歩みよるべきなので、男性化はその足がかりになる可能性があるからです。
 セフレもいいと思うんです。それが女性の性欲を認めるきっかけになるかもしれないですし。

 でもキスフレとソフレって、何か気持ち悪いんですよね。
 で、ふと思ったんですが…相手の気持ちを無視していませんか?

 男性がそれ以上を求めてくる可能性があるなかで、そこまでで止められますか? 反対に、自分の気持ちは残りませんか?

 そう考えると「キスフレ」「ソフレ」に関しては男性をアクセサリー的に見ているんじゃないかなっていうところがちょいちょい感じられて、そこに関しては苦言を呈したいというか、こじらせる恐れがあると思うんです。
 相手との関係性よりも、自分にとって「キス(や添い寝)をしやすい都合のいい相手を作る」というところが重要視されているようで、そこがアクセサリー的だなと思うのです。

 男性化は構わないんですが、男性のダメだったことを真似してはいけないということです。
 会社の受付嬢や秘書に美人をおく、そんな男性社会の慣習に近い精神が、そこにあるような気がするんですよね。


 ただここでひとつ気になるのは、昔あった「アッシー」とか「メッシー」というのはどういう感じだったんでしょうね。

 このコラムの担当編集さんはバブル世代で「自分は決してアッシーでもメッシーでもなかった」と前置きしたうえで「あれはあれでやってるほうも楽しそうだったし。クラスが上の女性と接触するきっかけが作れるだけマシだと考えている男が多かったように見えた。実際に付き合える可能性はほぼゼロだけど、ゼロではない。あわよくば…という気持ちはあったけど、恋人として付き合えると本気で思っている人はそんなにいなかったと思う」と言っていました。

 女性からしても呼べばすぐ来てくれる男がいるのはステイタスです。そのころの女性はアッシーメッシーはアクセサリーとして考えていたんでしょうか。


 どうもそういうふうには思えないんです。

「アッシー」「メッシー」はお金や見栄のための関係性。「キスフレ」「ソフレ」は精神性の関係性だから、まず性質が違いますよね。

 ちょっと言いすぎかもしれませんが、アッシーは自分でやりたくて仕方ないといった風情もあったと思うんです。
 バブルの波に乗って、それはそれでみんな楽しんでいる感もありますよね。

 単に車が好きで、というのもありますでしょうし。車が好きな人は「どこかに連れてって!」というと割とふたつ返事で来てくれる人って多いと思うんです。

 メンタル的には単純に車を運転するのが好きとか「いい車買った」から見せびらかしたいとか「チューンアップしたんだ!」とか。

 そう考えると、アッシーはお預け感はそんなに強くなくて、四分六くらいでともにウィンの関係だったのでは…と思うんです。

 でもキスフレは完全にお預けですから。



 ちょっと戻って、キスフレ、ソフレはなぜ生まれたのか? なんの欲求で生まれてきたのか?ということを考えると、心の隙間を埋めるため、女性として枯れてませんよっていうことの欲求からだと思うんです。

 見ないようにしているだけで、そのへんの本質はセフレと一緒。

 セフレっていうとなんか言われるんじゃないかとか、自分はダメなんじゃないかと思っちゃうからキスとか添い寝だけで止めているだけであって、前回の「セフレを作る作らない、ありなし」と同じような感じがします。


 アンケートの回答を個別に見てみると、彼氏がいてソフレがいるという人もいるんですが、これはなんなんでしょう。
 
 セックスで満たされていないのでセフレを持っている、というのなら分かるんです。
 キスフレ、ソフレで満たされる部分というのは彼氏によって満たされなければいけない部分だと思うんです。
 
 となると、これはこの前お話した「どこと向き合うか」の話になります。

 そこを満たすことができないのに、なんのための彼氏なんだ?みたいな。

 セックスで満たされない彼氏はいてもいいけど、精神的なところで満たされない彼氏って…。
 それを彼氏と認定していいのか。
 これが一番意味が分からない。
 こういう人には彼氏とちゃんと向き合ってくださいと言いたいですね。


 でも添い寝ってどこでするんですかね。

 カラオケボックス? 落ち着かないですよね。
 添い寝のためだけにホテルに行くんですか? コストパフォーマンス悪すぎですよね。それに仮にそのためにホテルに入っちゃったとして、男性がやる気になっちゃったらそれは責められないですよね。

 結局セフレになっちゃうんですかね。
田口桃子(たぐち・ももこ)
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。

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