豪華ミュージックフェス&夜のお台場を彩る花火&ライティングで特別演出!

「東京五輪まで1431日」『みんなのHAND OVER Rio to Tokyo』開催

2020年7月24日0時まで時を刻む時計の針が動き出した!!

1. 圧巻の歌唱力で会場を魅了した平原綾香。水泳やクラシックバレエの経験もあるスポーツ好きの平原だけに、試合も夢中で見ていたとのこと  2.ナオト・インティライミはブラジルでPVを撮影した『The World is ours !』で盛り上げた後、バラード曲『Overflows 〜言葉にできなくて〜』で会場を感動で包んだ  3.フェスの冒頭を飾ったのは、2020年に創立50周年を迎える、和太鼓集団・鬼太鼓座(おんでこざ)。和太鼓ならではの迫力のパフォーマンスで、会場を一気にヒートアップさせた  4.人気のミュージカル俳優・山崎育三郎は4年後の東京大会を盛り上げるべく『TOKIO』を熱唱  5.藤澤ノリマサは代表曲『何でもいいのさ』の他、『希望の歌〜交響曲第九番〜』の合唱でエンディングを飾った

メダリスト&アーティストが2020年に期待!

 IOC公認のイベント『みんなのHAND OVER Rio to Tokyo』では一般招待客を招き、豪華アーティストによるミュージックフェスも開催された。ミュージカル俳優・歌手の山崎育三郎は『君は薔薇より美しい』と、東京オリンピックにかけて『TOKIO』を熱唱。リオオリンピックも大いに感動したと語り、東京大会への期待を膨らませた。

 続いて登場したのは平原綾香。新曲『アリア』と代表曲『Jupiter』を歌い上げ、会場を魅了。「すごく泣きました」とリオ大会に感動したという平原。特に「レスリングの吉田沙保里選手が試合後、ごめんなさいと仰っていた姿に涙をこらえられなかった」と明かし「選手は4年間、できるかできないかというせめぎ合いの中、大変なことを乗り越えてきた。そんな選手を思うと本当にすごいと思います。歌手としても共感する部分もあり、私は何ができるかを考えた。心の勉強をさせてもらいました」と、思いを語った。

 またこの日は、柔道でオリンピック3連覇を果たした野村忠宏と、フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔も登場。開催期間中は現地キャスターとして選手たちを取材した2人。「慣れない立場に2人して毎日怯えてました」と野村が明かせば高橋も「見守る側より選手のほうが気が楽(笑)」と苦笑。それだけに、感動することも多々あったと言い、高橋は「けっこう泣きそうになりました(笑)。とくに男子体操の選手たちが国歌を笑顔で歌っていた姿が印象的でした」、野村は「柔道の活躍も印象的でしたが、自分は4連覇をかけた舞台に立てなかったのでレスリングの伊調馨選手や吉田選手の姿が強く印象に残っています」と語った。

 その後も、ナオト・インティライミ、藤澤ノリマサと豪華なアーティストが登場。リオにも3度ほど訪れたというナオト・インティライミは「世界各国を巡りましたが、海外の人たちはみんな日本に行きたいと言ってくれる。東京のオリンピック・パラリンピックに来た人に日本の良さを伝えたい」と語った。ラストは、藤澤ノリマサが出演者や合唱団とともに『希望の歌〜交響曲第九番〜』を歌い、盛大に幕を閉じた。

小池百合子都知事も現地リオから中継で登場

 またこの日は、フラッグハンドオーバーセレモニーに参加していた小池百合子東京都知事もリオから中継で出演。小池都知事。美しい着物姿での出席について「日本を代表する者として、ここぞとばかりに着させていただきました」。ちなみに、この日は東京と同じくリオも雨天。小池都知事の着物も雨に濡れてしまったが「私の粗末なものでございます」と自前の衣装だったことを明かした。

 日本でも好評だった、東京オリンピックプレゼンテーションについては「日本のキラーコンテンツを盛り込んだことで、各国の方々にも“次は東京だ”と認識していただいたのでは。リオとはまた違う、東京の大会を楽しみにしていると、バッハ会長やIOCの方々から励ましていただいた」とコメント。「旗はリオデジャネイロのパエス市長からバッハ会長を経て私に渡されました。昼前にリハーサルを行ったときに旗が意外と軽かった。腕を鍛えていたので筋トレの成果もあったと思います」と明かしつつ「旗の重さ軽さというより、責任の重さを感じました。このリオの熱気を4年間継続させ、2020年に向けて盛り上げていきたい。日本は何でもきちんとこなす国だと思われているのでハードルが高い。ちょっとしたことでもマイナスになる。リオでは仮設のままかなと思うような会場もあったが、その中ではレベルの高い戦いが繰り広げられていた。どこにお金をかけるべきなのか、一番みんなが納得できるように考えたい。世界に誇れる大会にできるよう、頑張りましょう」と東京のリーダーとして熱いメッセージで締めくくった。

花火&イルミで2020へのカウントダウンスタート!

 リオで行われたフラッグハンドオーバーセレモニーを、お台場から盛大に盛り上げた本イベント。そのクライマックスを飾ったのが、このイベントのために用意された花火とフジテレビ社屋を使った特別ライトアップ。フジテレビ社屋のビル全体に「Rio to Tokyo」の文字などが浮かび上がり、お台場の夜空に色とりどりの花火が打ち上げられた。またこの日は、東京のランドマークである東京タワーや東京スカイツリーでもオリンピック仕様の特別ライトアップも実施されており、花火とイルミネーションが東京の夜をオリンピックムードに染め上げていた。この模様は、当日放送の『Rio to Tokyo2020 メダリスト大集合!オリンピック祭』でも中継。スタジオのオリンピアンたちも東京大会へ向けて改めて意気込みを見せていた。

 18日にリオで行われるパラリンピックの閉会式でも、同様のハンドオーバーセレモニーが行われるので、注目を。