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豊洲「盛り土」問題 再調査で責任者8人を公表
築地市場の移転先となる豊洲市場の主要施設下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、小池百合子都知事は11月1日、再調査結果をまとめた新たな検証報告書を公表した。
報告書では平成23年8月の部課長会で盛り土をしない方針を決め、その後、24年5月までに詳細な実施設計の発注や調整をしたと結論付けた。
そして担当部局の中央卸売市場の元市場長で、現副知事の中西充氏ら現役幹部4人、OB4人の計8人を「実務上の決定者」と結論付け、「知りうる立場にあったので知らないことをもって免責されるものではない」と批判した。
小池氏は報告書について「いつ、どこで、誰が、というのはかなり絞り込まれた」と評価。責任者8人については「マネジメントと責任感の欠如、前例踏襲、チェック不足、職種間の連携不足…、残念ながらきりがない」と強い口調で指摘。その後も「(都議会などで盛り土について)事実と異なる説明を続けてきたのは言語道断だ」と指弾した。
一方、責任者の一人とされた中央卸売市場の元新市場整備部長、宮良(みやなが)真氏(退職)が「盛り土をしないことを了解した事実はない」などとする反論書を都に提出したことが7日分かった。

