K-1に新スター誕生!武居がSバンタム級トーナメント優勝

(撮影・小黒冴夏)

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント?」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで、Krush?53kg王者の武居由樹が優勝を果たした。

 武居は1回戦で初の国際戦となるアントニオ・オルデン、準決勝で石田圭祐と2連続KOで決勝に進む。反対のブロックからは久保賢司が決勝へ上がってきた。

 久保は今回現役復帰しトーナメントに参戦。引退前はボクシングに転向していた時期もあり、そのパンチの技術は折り紙つき。しかし武居はそんな久保にキックばかりではなくパンチの技術でも圧倒。3RにはあわやKOというところまで追い込み、判定ながら完勝した。

 武居は今春、フジテレビで放送された『ザ・ノンフィクション』でその生い立ちが取り上げられ注目を集めていたが、今回その実力も本物であることを証明。会見などで見せる素朴なキャラに女性ファンからは「かわいい」という声があがるなど、武尊に続く新スターの誕生となりそうだ。

 新生K-1がスタート以来ほとんどの大会を開催し、“聖地”と化していた代々木競技場第二体育館は7月から改修工事で休館となるため、K-1は次回大会からさいたまスーパーアリーナに進出する。