『三度目の殺人』が席巻! 菅田は茫然、蒼井は感涙!日本アカデミー賞授賞式

 第41回日本アカデミー賞授賞式が2日、都内にて行われ、是枝裕和監督の『三度目の殺人』が作品賞をはじめ最多6部門で最優秀賞を受賞した。

 作品賞に加え、監督賞、脚本賞、編集賞でも最優秀賞に輝いた是枝監督は「脚本や編集を独立してやっているわけではないので、本当はこういう華やかな場所にこそ、もっと裏方の方に…と思うのですが。まだ(日本アカデミー賞に)呼ばれるようになって間が無いので居心地が悪いです(笑)」とユーモアを交えて受賞の喜びをコメント。受賞の際のスピーチでは「現場で脚本がころころ変わったためプロデューサーから呼び出され、本当に大丈夫なのかと言われたこともあった。ヒリヒリするような、経験したことの無い時間だった。それでも主演の福山雅治さんが、大丈夫ですよ、そういうときこそ一番いいものが生まれますと言ってくれた」と、本作で2度目のタッグを組んだ福山への思いを語っていた。

 最優秀主演男優賞は『あゝ、荒野 前篇』の菅田将暉が受賞。「こんなに信じられないことはあまりない」と、やや茫然とした面持ちでスピーチを始めた菅田。「2017年はいろいろな賞を頂きましたが、だんだん自分がどこにいるのか、何者なのか分からなくなるときもあって。今日はそういうことを実感する機会を頂いた。今日は菅田将暉としてすごくうれしい」と胸を張った。

 最優秀主演女優賞に輝いたのは『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優。しばらく声を詰まらせた後に「ビックリしています。この映画を撮っているとき、本当に映画界に入って良かったと思ったんです。私、本当に映画が好きで…。これから新学期や新生活が始まる時期を迎えますが、もしつらいことがあったらぜひ映画館に来てください」と目を潤ませながら、あふれる喜びと映画愛を語っていた。