第2代フェザー級王座決定トーナメントのメンバー発表【6・17 K-1】

1回戦で対戦する西京(左)と朝久

トーナメントの中心はやはり西京春馬

 K-1 実行委員会が3月25日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP ‪2018 JAPAN‬ ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~」‪(6月17日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で開催される‬「第2代フェザー級王座決定トーナメント」の出場選手と組み合わせを発表した。

 1回戦は①小澤海斗vsジョージ・バレラ、②村越優汰vsエリアス・マムーディ、③芦澤竜誠vsシルビュー・ヴィテズ、④西京春馬vs朝久裕貴の4試合。リザーブファイトに大滝裕太vs江川優生となっている。

 準決勝は①と②の勝者と③と④の勝者が対戦。その勝者が決勝で対戦する。

 現在、K-1とKrushのリングにおいて、西京は小澤に2連勝、村越にも勝利を収め、Krushフェザー級王座に君臨中。マムーディにも昨年、判定ながら勝利を収めている。そして村越は初参戦で芦澤に判定勝ち、という関係になっている。

 会見にはトーナメントに参加する日本人5選手とリザーブファイトの2選手が登壇した。

 トーナメントの中心となる西京は「3試合勝てば世界チャンピオンになれると思うと気合が入る。朝久選手との試合は事実上の決勝戦と思っている。しっかり勝って優勝したい」と話した。

 対する朝久は中国の武林風で実績を積み、今回はその推薦という形での参戦となった。「世界中のトップファイターが集まる武林風から推薦をいただいて光栄。求められていることは分かっている。1試合1試合全力で戦っていくだけ」と静かに話した。

芦澤にからまれる小澤

小澤は「今回は絶対に取る。主役は俺」

 初代フェザー級王座決定トーナメントでは決勝に進出したものの、武尊に敗れ王座を逃した小澤は「主役は俺。前回は人生をかけてベルトを取りにいったが、取れなくてファンをがっかりさせてしまった。今回は絶対に取る。主役は俺」と意気込んだ。

 K-1参戦以降、いまいち弾け切れていない村越は「前回、Krushでベルトを逃してしまった。最初から言っていたが、目標はK-1のベルト。ここでベルトを取ればチャラになると思う。全力で取りに行く」と話した。

小澤にからむ芦澤

芦澤が西京と小澤に噛みつく

 芦澤は昨年、KHAOS、Krushで激しいファイトを展開。Krushの3月大会で佐野天馬を圧倒し勝利を収め、今回の出場を勝ち取った。芦澤は対戦するヴィテズについて「外国人ではこいつが一番強い。優勝候補。一番強い奴とやらせてほしいと言った。世界2とか3はいらない。世界一になるためだけにこのトーナメントに出るので、一番最初に一番強い奴とやりたかった。俺が主役。よろしく」と自信のコメント。

 芦澤は佐野との対戦前に佐野の所属するKRESTの選手のファイトスタイルを槍玉に上げ「KRESTは嫌い」と発言。物議を醸したが、この日は西京に対しても「普通につまんない」と発言。小澤に対しても「雑魚だから上がってこれないんじゃないか。1回戦は勝つかもしれないけど、2回戦では村越選手に普通に負けると思う。今回は俺がチャンピオンになるんで、今度、俺がタイトルマッチをやらせてやるんで、腐るな、という感じ」と言いたい放題。

 西京は「確かにそうだと思います」とスルー。小澤も「はいっ」とスルー。

 しかし芦澤はこの小澤の態度に「カッコつけてんじゃねーよ、バカ! 喋れねえからそういう態度取ってんだろ!」と追い討ちをかけた。

 これまでは格上の選手に噛みつく場面が多かった小澤がこの日は噛みつかれる立場に。K-1の流れの早さを感じさせた。

トーナメントに参加する選手たち