【インタビュー】山下健二郎が岸本司監督とのショートフィルムで海の男

 EXILE HIROと、俳優の別所哲也が代表を務める国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF&ASIA)』のコラボ企画第2弾『ウタモノガタリ— CINEMA FIGHTERS project —』が22日から公開になる。EXILE TRIBEの印象的な楽曲の数々を生み出してきた作詞家・小竹正人の詩の世界を、気鋭監督たちが映像化するプロジェクトで、6つの詩から生まれた6つの新曲を6つのショートフィルムに仕上げた。
撮影・仲西マティアス ヘアメイク(山下健二郎)・下川真矢
 釣りを趣味とし海も大好きな山下健二郎と、沖縄を拠点に映画製作を続ける岸本司監督。2人が生み出したのは、沖縄ロケで挑んだ海に生きる男の物語『幻光の果て』だ。R&Bコーラスグループ、DEEPの『Baby Shine』を映像化した。

岸本司監督(以下:岸本)「僕の中で山下さんの印象というと『HiGH&LOW』のコメディー風なキャラクターが浮かんだんですが、今回は楽曲の『Baby Shine』の歌詞から、山下さんの一直線の部分、飄々としていながらも力強さを内に秘めている。そんなところを描きたいと思いました。そんな強さが物語の後半では、到底、他の人は受け入れられないところまで行ってしまう、そんな人物を表現してもらいたくて、完全に山下さんに演じてもらうことを念頭にあて書きで脚本を書きました」

山下健二郎(以下:山下)「うれしいです。監督は、これまでにも沖縄を舞台に作品を作られていて、撮影に臨む前に過去の作品も拝見させていただいたんですが、本当に映像美が素晴らしくて。僕もアーティストとして映像美にも引かれましたし、アウトドア好きとしてはロケ地の魅力の伝え方も素敵だなと思いました。僕ら役者の話をしっかり聞いてくださったことも、大変助けられましたね。今回、事前に監督と密にお話する時間がなく、頂いた脚本を読んで自分なりに役を作って現地に入ったのですが、撮影前夜に監督が、共演の加藤雅也さん、中村映里子さんを含めしっかり話す時間を作ってくださいました。最初に気持ちを一つにして撮影に臨むことができたのは、僕の中で非常に大きかったです」

岸本「山下さんがアーティストとして才能ある方ということは分かっていましたが、役者としても素晴らしくて、現場ではほとんどお任せしてしまいました(笑)。彼がこの役を演じれば大丈夫だと最初から思っていました。実際、かなり大変な撮影も多かったんですが、そういうことも嫌な顔一つせず、むしろ飄々とやってのけてしまうんです」

山下「楽しかったです(笑)」

 ところが実際は、かなりハードな水中撮影もこなしていたとか。

山下「海が舞台なので、水に飛び込んだり水中のショットを撮るという話は伺っていて、水に入るのは抵抗ないし大丈夫ですとお返事していたんですが、いざ沖縄ロケで、撮影に入って3日目かな? 5メートルのプールに飛びこんで、一番深いところまで潜ってもらいます、って(笑)。できませんと言う前に、まずはやってみようと思い、ダイバーの方から酸素ボンベの使い方をレクチャーしていただいて、耳抜きしながら深さに慣れていって下まで潜りました。最初は少し恐怖心もありましたけど実際潜ってみると、こういう経験もなかなかできないなと思いまして。ポジティブにとらえて楽しもうと思ってやったら意外とすんなりできました(笑)」

岸本「本当に申し訳ない(笑)。自分で言うのもなんですけれど、山下さんのおかげで、映像に本当の力が出たと思っています。これまで作ってきた作品と強度が違うものを生み出すことができました」


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