【インタビュー】THE RAMPAGE、自らの芯となる運命の楽曲『HARD HIT』で熱く燃える!

 16人編成のダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEがめきめきと力をつけている。昨年末からスタートした全国47都道府県を巡る怒涛のツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018″GO ON THE RAMPAGE”」も大詰めで、たくさんのステージを踏んで大きく成長した姿をファンの前で見せている。このタイミングでリリースするシングルは、ヒップホップでロックな『HARD HIT』。彼らの軸ともいえるタイプのサウンドで、RAMPAGEが大暴れする。


――新シングル『HARD HIT』は、ヒップホップでロックな力強い楽曲ですね。

LIKIYA:RAMPAGEの存在意義だったり、自分たちの色、そして自分たちの伝えたい思いをかなり表現できているのがこの『HARD HIT』だと思います。
川村壱馬(以下、壱馬):最初に聞いたときは、メンバーみんなでぶちアガりました。それこそ、キターーー!って感じです(笑)。夏って「さわやか」なイメージがありがちですけど、そこにはいかないゴリゴリの楽曲をリード曲にしていることにすごい意味があると思うし、今後のRAMPAGEに生きてくるんだろうなって感じています。重たくて力強い楽曲で、暑い夏熱く燃えて燃え尽きて盛り上げるみたいな曲。皆さんに聞いてもらうのが、すごい楽しみです!
吉野北人(以下、北人):攻撃的な歌詞の中にも、自分たちの覚悟や決意を表現した言葉が散りばめられています。RAMPAGEの色、自分たちらしさを貫き通して辿り着いてやるという強さを、この曲から感じて欲しいです
RIKU:僕もアガったんですけど、同時に、どう歌おうかとも思いました。こういったビートの強い楽曲はRAMPAGEらしい曲で、これまでに何曲かやってきたので、このツアーでアーティストとして一皮むけたところを表現したいと思って、レコーディングもセオリー通りではなく、いつもとチャンネルを変えて臨んでいます。例えば、言葉の緩急をつけて、グルーヴをつけるとか。
壱馬:BPMが遅めの曲だから、そのなかでグルーヴを出そうというのは、僕も思いましたね。
北人:グルーヴ感の中にしっかりとアタックをつけるように意識して歌ったのですが、そこが一番苦戦しました。何回かレコーディングさせていただいて、最終的には自分のものになりましたが、メロディのグルーヴを生み出すという点で相当悩んだので、その分収穫も多いレコーディングになったと思います。

――THE RAMPAGEは楽曲ごとに、その楽曲に合ったパフォーマーが振り付けを担当することになっていますが、『HARD HIT』を担当されたのは……

山本彰吾(以下、彰吾):16人それぞれが役割を担っていこうていうのがあって、今回は(武知)海青が手を挙げて、そこにKRUMP(クランプ)っていう同じジャンルのダンスをやってるまこっちゃん(長谷川慎、以下、慎)が加わって、まあ、僕は……最近振り付けしてないなって思って(笑)、参加させてくださいと。

――武知さんにお聞きします。『HARD HIT』のどういったところとKRUMPがつながったのでしょうか?

海青:KRUMPの根底にあるのは力強さや男らしさで、自分のエナジーや気持ちを前面にぶつける踊りです。いつかやりたいと思っていたので、力強い『HARD HIT』を聞いた瞬間、これはKRUMPができる楽曲だって思いました。その時、まこっちゃんをみたら……目が合ったんですよ(笑)。
慎:僕も、いつかできたらいいなと思っていたし、『100degrees』(4枚目のシングル、2017年11月発売)時も少し話してたんですけど、実現はしなかったんです。だから、あの時、目が合って、これはやるなって(笑)。
海青:聞き終わったあと、すすっとまこっちゃんのところにいって「KRUMPできそうだよね」って。じゃあ、提案してみよう、と。

――その段階で、具体的な振り付けも浮かんでいたんですか?

海青:それはないですね。メンバーみんなでKRUMPをやりたい、ただそれだけで。だから、そこからが大変でした。初めてでどう作っていいか分からないというのもあったんですけど、サビの30秒で6時間……。それをLIKIYAさんに見せたら半分ぐらいやり直しで…。
LIKIYA :それは……もっとKRUMP色を強くすればいいのにって思ったんだよ(笑)。

――少し遠慮があったということですね、きっと。

海青:KRUMPって特徴がある踊りだからっていう気持ちが強かったのかな……最初から攻めていった方が良かったんですよね
彰吾:パフォーマンスの面でも、この曲って、僕らにとって運命だと思います。やってやるときはやってやろうぜっていうね。
慎:そうだと思います。
彰吾:だから、サビはみんなでバシッと。ボーカルもすごく踊る!

――ボーカルもすごく踊るって、ボーカルは大変そうですけれども……。

壱馬:ダンサーとしてKRUMPはやりますし、楽しいと思います。ただ、それが合わさったときにどうなるのかという感じはありますよね……。
RIKU:何回もやって体にしみ込ませてやっていくしかないです。ミュージックビデオの撮影の時も、家の地下でコソ練したんですよね(笑)

――カップリングの曲も含め、この作品で、また新しい武器を手に入れる感じですね。現在ツアー中で、残すところもあとわずかになりました。

LIKIYA:終盤戦になってきましたね……。ついに。今も、ツアーが始まったときと同じように、うまく行ってる時も反省がある時もあるんですけど、それを1公演また1公演と積み重ねて、一つひとつ成長できてるのかなとは感じています。今後の自分たちが活動していくための土台というか、芯を作る、それがこのツアーとも感じていますね。

――壱馬さんは、以前のインタビューで、ステージから「無償の愛を届けたい」という話をされていましたが……。

壱馬:ライブは、来てくださったひとり一人の方が心から楽しんで幸せになって帰っていただかないとライブをやる意味なんてないんじゃないかと思っています。僕らのライブパフォーマンスはもちろんですけど、それと同時に、ファンの方とファンの方の間にもピースな空間を作って、みんながより楽しめるライブできればいいなという想いが強いです。
RIKU:お客さんの反応がいい方向に変わってきていると思います。自分たちもその変化に気付けるようになっているというのも、進歩してるのかなって思いますね。パフォーマンスを一生懸命やるんだけど、そのうえで、お客さんを気にすることができる余裕ですね。
壱馬:そうなってきたからこそ、メンバー全員がRAMPAGEである自覚やグループに対するコミットメントがより必要になってきた気がしています。それがあったうえでのパフォーマンスじゃないと説得力がないのかなって。日々、RAMPAGEらしさってなんなのかってことを考えてるし、それをクセにしていくことが大切だよなって思います。
陣:各地を巡りながら、僕たちを応援してくれる方々がいらっしゃることを目の当たりにするとうれしいし、みなさんの熱を感じながらパフォーマンスをすると気持ちがいいです。自信がついたと同時に、責任というのかな。これだけのお客さんをおもてなししなくちゃいけないんだということは強く感じています。

――残すところ、数公演。最後まで暴れまわってください!

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