SHIBUYA109新ロゴは「つなげる」&「見守る」
藤田ニコル「ダントツにかわいい」



 東京のランドマークで、マルキューの呼称で愛される渋谷の商業ビル「SHIBUYA 109」の新しいロゴが決定、22日、お披露目・発表会が、店頭のイベントスペースで行われた。

 新ロゴに決定したのは、インハウスデザイナー兼イラストレーターのハナガキダイジュさんと、さまざまな店頭ポスターなどのクリエイティブなどを担当する池田敦美さんによるロゴ。

 ハナガキさんは、イチマルキューという呼びかたのマルという部分にここだわったそうで、「109のロゴがつながっているのは、渋谷という街の人々をつないけるような109であり、(ロゴは建物の)上の方につくので渋谷をいつでも見ているような目のような役割を果たせたら思った」と説明。

 池田さんは「変わっていく時代のなかで多くの人に親しみのもってもらえる丸みのあるデザインを意識した。これから多くの人に好きになってもらって定着するよになっていけば」と、話した。

 特別審査員を務めた藤田ニコルは「直感的に、これがダントツにかわいいと思っていた。これからの時代にふさわしいロゴだと思う」と、喜んだ。



 ロゴ変更は、2019年に40周年を迎える109が「新しい時代も輝き続けていけるように」という願いを込めて行われたもの。「若い世代の今を輝かせて、夢や願いをかなえていくブランドになること、世界一のエンターテインメントシティを目指す渋谷のなかでしっかりと役割を果たしていこうと決意を示すために作ることにした」(SHIBUYA 109 エンタテインメント 木村知郎代表取締役社長)。一般から広く公募し、「今までのロゴにとらわれず、渋谷の未来を描くようなデザインが集まった」という。応募総数は4537通で特別審査員も参加した審査を経て4点に絞られ、最終的に一般投票で決定した。

 特別審査員の長谷部区長は「世界中に東京・渋谷を発信するときに(109のある)このエリアが映る。109は大きなランドマークになっています。新しいロゴに、渋谷を世界に宣伝・発信してもらえるような力をもらえればと思う」と、話した。
 
 ビルのシリンダー部分への掲出は2019年春の予定。