柔術世界一の湯浅麗歌子がQUINTET本戦での女子トーナメント開催を熱望

表彰式では桜庭プロデューサー(左)からメダルを授与された「GTS」の5選手。右は中井祐樹審判委員長

試合はまさかの“出番なし”
 桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングイベント「QUINTET」の初のアマチュア大会となる「Amateur QUINTET.1」(9月23日、東京・墨田区総合体育館)で直前に参戦が発表された柔術世界選手権4連覇の湯浅麗歌子はまさかの“出番なし”に終わった。

 女子は湯浅のいる「GTS」と「とらの娘レスリングクラブ」の2チームの参加。勝ったほうが優勝となるのだが、GTSの先鋒・松本彩が3人抜きの大活躍。結局、次鋒の越後伊織と2人で相手5人を片付けてしまい、副将の湯浅に回るまでもなく優勝を決めてしまった。

メダルを授与され笑顔の湯浅

「ブラジル、アメリカ、イギリス、日本でトーナメントがしたい」
 湯浅はQUINTETの印象について「最初は私の周りの出る人だけが盛り上がっているのかと思ったんですが、会場に来たらみんなが熱くなっていて超盛り上がっていた。5対5のチーム戦なのと、私的には女子も男子もあこがれの人がたくさん出ているのがハッピーでした。試合には出なかったけど桜庭さんからメダルももらえたし(笑)」と笑顔で語った。

 そして「桜庭さんに言いたかったんですけど、言えなかったんですが、私的にはラスベガスの本戦に女子を出してくれないかなって思っているんです。ブラジル、アメリカ、イギリス、そして日本チームでトーナメントがしたい。というか試合がしたいです(笑)。日本では柔術をやっている女子は多いんですがグラップリングをやっている女子はなかなかいない。とにかく試合がしたいです。今日は“見たかった”ってみんなに言われました。アップが一番疲れました(笑)」とこの日、試合ができなかったことを残念がるとともにQUINTET本戦での女子トーナメント開催を熱望した。

〈各トーナメントの優勝チーム〉
◆ライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション1(5チーム参加)
「頂柔術トップチーム」

◆女子レギュラーウェイト(合計-260kg)エキスパート(2チーム)
「GTS」

◆ライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション2(5チーム参加)
「team É NÓIS JAPAN」

◆ライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション3(4チーム参加)
「カルペディエム with 山田 崇太郎&ギロチン」

◆ライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション4(4チーム参加)
「Amenokaku」

◆マスターライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション1(4チーム参加)
「トラスト柔術アカデミー千葉」

◆マスターライトウェイト(合計-360kg)エキスパート セクション2(4チーム参加)
「DRAGON'S WK GRIP」

◆マスターライトウェイト(合計-360kg)アドバンス(4チーム参加)
「パラエストラ八王子2」

◆ライトウェイト(合計-360kg)アドバンス セクション1(4チーム参加)
「Jiu Jitsu NERD選抜」

◆ライトウェイト(合計-360kg)アドバンス セクション2(4チーム参加)
「ジャイアントキリング」

◆ライトウェイト(合計-360kg)ビギナー(4チーム参加)
「TRIBE TOKYO M.M.A U-40」