「温泉が欲しい」小学生が未来の代々木公園に意外な施設を希望

自らのプランを発表する小学生(右)。左は渋谷未来デザインの金山淳吾理事
親からは「お墓」というプランも…

 この日、進行を務めた渋谷未来デザインの金山淳吾理事があらかじめ、「僕たちはエンタメの聖地を作りたいと言っていますが、それはなくてもいい。自分があったらいいなと思うものを書いてほしい」と言っていたことからさまざまな公園のプランが出来上がった。

 最後に自らのプランを発表したのだが、「自然がある公園」「今あるサイクリングコースを長くする」といった意見の他に「動物が好きだから動物園」「ドッグランだけだと寂しいから猫ランも作って」「猫が好きだから猫カフェ」といった動物系の施設を挙げる子供が多かった。

 またダンスをやっている子からはやはり「ダンスの練習場」と切実な要望が出された。親からは「我々が子供から奪ってしまったものを返してあげたい」といった観点からさまざまな施設やその使い方を提案する人もいれば、「渋谷がすごく好きでずっと住みたい。死んでからも」ということで「お墓エリアを作る」という意見も出た。

 意外に複数の子供が挙げたのが「温泉」。温泉は掘り当てないといけないものという概念があるからか、まさかの発想に大人は関心しきりだった。

「渋谷未来デザイン」では次回は地域住民を呼んでのクロストークを予定しているという。
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