30周年記念大会に現役王者の斎藤裕と岡田遼が参戦【5・6 修斗】

美木について語る坂本代表(左)と美木
「怖い」連発の美木に坂本代表が「“怖いから逃げる”のではなく、“怖いけど戦う”という姿勢」とエール

 復帰がここまで延びたのはその腰のケガのせいで「3年間ずっとケガと戦っていた。出た結論が“これは治らない”というものだった。でも治らないなりにできると思った。40歳を超えるとできなくなる可能性もあったので、やるなら今しかないと思った。腰には触らせないようにちゃんと守っていく」などと話す。

 また工藤の「修斗を盛り上げてきた選手。対戦することはうれしく思う」という言葉には「盛り上げてはいなかったとは思うが(笑)、2010年代の前半はタイトルマッチを2回できて、後楽園ホールのメーンを2回できた。そういう選手はなかなかいないとは思う。盛り上げたかどうかは分からないが、その時期はある程度中心でできたとは思う」と話し「今さら僕と工藤選手がやる必要はないと思っている。彼はランキングにも入っていて、勝っている選手。逆にやってくれるのはありがたいと思った。最後の挑戦かとも思うので、うれしかった。怖いけど…」と続けた。

 このカードを決めたサステインの坂本一弘代表は「怖い」を連発する美木について「最後まで彼らしくていいと思う。こういう選手がいたというのも。“怖いから逃げる”のではなく、“怖いけど戦う”という姿勢じゃないですか。工藤君の後ろに長南の顔が浮かぶかもしれないが、それをすべて乗り越えてやるから感動もあるし、やってきた甲斐もあると思う。最後に怖がりの美木の集大成を見せてくれれば。全力で練習して全力で戦って。できればせこいことをしないで勝負してほしい」などとエールを送った。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会」(5月6日、東京・後楽園ホール)
※大会は第1部、第2部の昼夜興行。カードの振り分けは決定次第発表

〈新たに決定した対戦カード〉
◆フェザー級5分3R
斎藤 裕(日本/同級世界王者/パラエストラ小岩)vsアギー・サルダリ(オランダ/スポーツヴィジョン)

◆日比交流戦 修斗vsチーム・ラカイ3×3 バンタム級5分3R
岡田 遼(日本/同級環太平洋王者/パラエストラ松戸)vsジアン・クラウド・サクレッグ(フィリピン/チーム・ラカイ)

◆フェザー級5分3R
宇野 薫(日本/UNO DOJO)vsデュアン・ヴァン・ヘルフォート(オランダ/グレイシーバッハ・ネーデルランド)

◆バンタム級5分3R
石橋佳大(Duroジム)vs藤井信樹(ALLIANCE)

◆バンタム級5分3R
魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)vs加藤ケンジ(K.O.SHOOTOジム)

◆フェザー級5分3R
美木 航(NATURAL9)vs工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A.)


〈既に発表済みの対戦カード〉
◆世界フライ級チャンピオンシップ5分5R
扇久保博正(王者・2度目の防衛戦/パラエストラ松戸)vs清水清隆(挑戦者・同級1位/TRIBE TOKYO M.M.A.)

◆世界ライト級チャンピオンシップ5分5R
松本光史(王者・2度目の防衛戦/フリー)vs小谷直之(挑戦者・同級3位/ロデオスタイル)

◆バンタム級5分3R
根津優太(同級世界2位/&MOSH)※元環太平洋バンタム級王者vs祖根寿麻(同級世界4位/ZOOMER)※前環太平洋バンタム級王者

◆日比交流戦 修斗 vs チーム・ラカイ 3×3交流戦 フライ級5分3R
箕輪ひろば(日本/総合格闘技道場STF)vsジャレッド・ライアン・アルマザン(フィリピン/チーム・ラカイ)

◆日比交流戦 修斗 vs チーム・ラカイ 3×3交流戦 ストロー級5分3R
黒澤亮平(日本/パラエストラ松戸)※元世界ストロー級王者vsジェロム・ワナワン(フィリピン/チーム・ラカイ)
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