魚井フルスイングが独自トレーニング披露「目を離すと打球をとらえられない」とと謎のコメント【6・2 RIZIN】

サッカーボールキックを狙う場面も
豪快な左フックを披露
「格闘技をちゃんとできているだろう、俺、って感じ(笑)」

 魚井は神戸出身で格闘技を始めたのも神戸。その後、現在所属する和術慧舟會HEARTSに移籍してから頭角を現し、バンタム級世界3位にまで上り詰めた。今回は地元での試合となるのだが「不思議な気分。よりによって神戸なんだ。縁だな~って感じ。あそこから抜け出して、“河岸を変えて”という気分でこっちに来たのに、キャリアで一番の大舞台で呼び戻されたとなると、いろいろ考えました。“逃げられないのかな?”みたいな(笑)」としたうえで「2つの思いがある。一つは凱旋。もう一つは言葉は悪いが“ざまあみろ”って感じ。格闘技をちゃんとできているだろう、俺、って感じ(笑)。すごく変な気持ちですよ」と話した。

 魚井のフルスイングというリングネームはジムの代表の大沢ケンジ氏が命名。「最初は気にしていなかったんですが、そのうち会場の声が“フルスイングするんだよね”“フルスイングしなきゃだよね”といった感じになって、そういうものに引っ張られて、“とにかく振らないと”というふうになっていると人に言われ、自分でも“打撃打撃”になっているな、と思っていた時期はあったんですが、今はバランスが取れていい感じ」とのこと。文字通りのフルスイングのパンチでKOの山を築き、昨年1月には祖根寿麻との環太平洋バンタム級王座決定戦に臨むも判定負け。続く根津優太戦も判定負けと足踏みしたが、そこからまた3連勝と完全復活している。