女性26歳「結婚するつもりもないのに同棲してもいいですか?」【黒田勇樹のHP人生相談 109人目】

◆黒田勇樹
人間ていうのは半分他人で出来ていて、自分の人生の中には他人がいます。



 面白かったですよね、岬の兄妹!

 鑑賞記読んで、映画観に行ってくれる人がいてくれて嬉しいです!

 さて、本題。結婚するつもりがない相手と同棲するべきかどうか。

 上げて頂いた3つの問題点「親の反応」「結婚願望がない」「親友に否定された」と、最終的なご質問「同棲するべきか」「相手はどう思っているのか」

 それぞれ複雑に絡み合っているので1つずつ、解消していきたいと思うのですが、その前に「自分の事しか考えてない人生でもよくないですか?」

 ここが大問題なので、今回は先にコイツをやっつけることに専念します。

 俺もよく「うるせぇ、俺の人生だ!」と人の意見を聞かず、なりふり構わなくなることがあるのですが、なんつーかな、「そういう行動」をとる時って「結果を見てくれれば相手も溜飲を下げてくれる」という確信がある時が多いんですよね。

 人間ていうのは、半分他人で出来ていて「自分が思う自分」と「他人が思う自分」の中間に「本当の自分」がいるんだと僕は思っています。その残り半分の「他人から見た自分」は「誰が見た自分なのか?」

 それは家族友人恋人から、街ですれ違っただけの人、なんならこの相談を読んでいる人からの印象すら、僕や相談者さんの「本当の自分」に影響を与えているワケです。

 逆に影響を受けないのは「まだ出会っていない人」と「縁を切られた人」

 突っ走って縁を切られて、相手の中に自分がいなくなった時だけが、唯一「その人から見た自分」が完成し固定されて「自分一人では覆せない、自分の一部分」になるというか。

 居るんですよ、確実に。自分の人生の中には他人が。

 迷惑かけたり傷つけたりしなければ関係ない他人なんつーのはいないんです。「自分がこう在りたい」という像があるのであれば、それを映す鏡である自分以外の人間に「そう映る様に生きなければいけない」

 本当に他者の影響を受けずに生きていたいなら、あらゆる人と縁を切り、誰にも出会わない人生を送るしかなくて、人間はそんなこと出来やしないのです。

 相談の文面を見る限り、相談者さんはかなり「他者から見た自分」を気にするタイプの様なので、自分を正しく形作る為にも、その人たちに「どう見られるか」が自分を形成しているということをよく考えてみて下さい。

 では、本題の解決に向けて2つ質問。

 今まで同棲したことありますか?

 子供は欲しいですか?欲しくないですか?

 この点について「どうしてそうなのか」含めて少し詳しく教えて頂ければと思います。

 お返事お待ちしております。
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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