夏の終わりを、浴衣で華やかに「浜離宮大江戸文化芸術祭」

 ファッションデザイナーのコシノジュンコが総合プロデュースする「浜離宮大江戸文化芸術祭2019」が25日まで浜離宮恩賜庭園で開催中だ。

 日本の伝統文化にふれる、現代と江戸が融合した文化の祭典。内堀広場に設けられた6メートルの櫓の周辺では、日本を代表するDJたちがプレイする浴衣フェスが行われて盛り上がりを見せた。初日の23日には日本を代表する和太鼓奏者・ 林英哲氏率いる風雲の会の精鋭メンバーによる力強い和太鼓の音色が園内に夏の夜空に響き渡った。また舞台では、 モデルと音楽が融合する魅惑のショーが繰り広げられた。



 オープニングセレモニーには、宮田亮平文化庁長官、小池百合子東京都知事が出席。小池都知事は「江戸の文化をどんどん発信して世界に知らしめたい」とコメント。コシノジュンコは、「日本の文化っていうのは、意外に日 本人自身が解っていない。具体的にやっていくのが私たちの使命。江戸時代の“おもてなし”とは、思ってないことを成し遂げるということでした。これが実現できてうれしい」。



 最終日25日も、剣道や居合、薙刀といった武道の パフォーマンスの見学や、邦楽の演奏、江戸時代に大衆文化として広まりをみせた百人一首やこま、しゃぼん玉など江戸文化、お茶会などが楽しめる。

 日本の食文化を味わえる飲食ブースでは、会津の地鶏や新潟五平餅のほか、福島県ブースでは、「ふくしまの酒」や福島県の地元民から愛されるなみえ焼きそばなどが楽しめる。

 25日まで。11~17時まで。一般300円 、65歳以上150円。小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。浴衣で来場すると無料 。