世界陸上で金2、銅1。2020東京五輪に膨らむ期待

 第17回「IAAF世界陸上競技選手権大会(世界陸上)」(9月27日〜10月6日、カタール・ドーハ)で日本は2つの金メダルと1つの銅メダルを獲得した。
日本のメダル第1号となった鈴木雄介(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
 第2日(28日)に行われた男子50キロ競歩で鈴木雄介が4時間4分20秒で初の金メダルを獲得。同種目での東京五輪代表にも決まった。

 鈴木は1キロ5分弱のペースで歩き始めると、すぐに抜けだし、一人旅に。想定以上の暑さに残り16キロから足が動かなくなったが、「最後まで持つのか」との不安は気迫でねじ伏せた。

 4時間4分20秒というのは世界選手権男子50キロ競歩で史上最も遅い優勝タイムではあるが、14人が途中棄権した過酷なコンディションの中での記録。むしろ同じようなコンディションが予想される来年の東京五輪に向けては頼もしい記録ともいえそうだ。
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