朝久泰央が戦慄のKO勝ちで「次は俺しかいない」とタイトル戦をアピール【11・8 K-1 KRUSH】

延長の末、山田の手が上がった(撮影・小林郁人)

5年ぶり復帰の山田真子がMOEに辛勝


 この日は女子アトム級の試合が2試合行われた。

 本戦で行われたMOE vs山田真子の一戦は判定にもつれ込む接戦の末、山田が2-1の判定でKRUSH初戦を飾った。

 山田はボクシングで7戦7勝、キックボクシングで8戦6勝2分の戦績を誇り、そのどちらでもタイトルも獲得。一時リングから離れ、今回は5年ぶりの復帰戦となる。

 MOEは昨年12月のKRUSH初参戦で現王者の高梨knuckle美穂とのカードが組まれるなど、期待の女子高生ファイター。高梨には判定で敗れたものの、今年5月に豊嶋里美相手に勝利を収め、今回が半年ぶりの試合となる。

 山田が足を使ってMOEの周りを回ってパンチを打ち込んでいくとMOEも迎撃。しかし山田は上体を振ってMOEに的を絞らせない。パンチの打ち合いになると山田に一日の長があるが、MOEも引かず、試合は一進一退の攻防に。

 3Rが終わり、判定は1人が山田を支持したものの残る2人がドローで試合は延長に。

 延長ラウンドも打ち合った2人だったが、ともに決定打を放つには至らず再び判定に。2-1と割れたものの、山田が復帰戦を飾った。

 プレリミナリーファイトで行われたチャン・リーvs優の一戦は終始ペースを握って試合を展開した優が3-0の判定で勝利を収めた。
「K-1 KRUSH FIGHT.107」(11月8日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 K-1 KRUSH FIGHTバンタム級/3分3R
●倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定1-2=29-30、29-30、30-29)高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)○

◆プレリミナリーファイト第2試合 K-1 KRUSH FIGHTウェルター級/3分3R
○寧仁太・アリ(ジムK-1ジム総本部チームペガサス)(3R33秒、KO)マーク・バード・ジェイムス(ジムK-1ジム五反田チームキングス)●

◆プレリミナリーファイト第3試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級/2分3R
●チャン・リー(ROCK ON)(判定0-3=29-30、28-30、28-30)優(北斗会館押上道場)〇

◆第1試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
◯泰斗(LEOPARD GYM)(1R2分46秒、KO)斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第2試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級/2分3R・延長1R
●MOE(若獅子会館)(延長判定1-2=9-10、10-9、9-10 ※本戦判定0-1=29-30、29-29、30-30)山田真子(KINGS)◯

◆第3試合 K-1 KRUSH FIGHTライト級/3分3R・延長1R
◯龍華(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=29-28、29-28、29-27)迅也(北斗会館浅科道場)●

◆第4試合 K-1 KRUSH FIGHTライト級/3分3R・延長1R
◯蓮實 光(パラエストラ栃木)(判定3-0=30-24、30-24、30-24)関川和将(DTS GYM)●

◆第5試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級/3分3R・延長1R
◯鷹大(WSRフェアテックス西川口)(判定2-0=29-29、30-29、30-29)森坂 陸(エスジム)●

◆第6試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級/3分3R・延長1R
●佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-2=29-29、28-29、28-29)新美貴士(名古屋JKファクトリー)◯

◆第7試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●クォン・ギソプ(IB GYM)(判定1-2=28-29、28-29、29-28)寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)◯

◆セミファイナル(第8試合) K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○朝久泰央(朝久道場)(2R2分21秒、KO)西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆メインイベント(第9試合 K-1 KRUSH FIGHTバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-3=28-30、28-30、28-29)佐々木洵樹(POWER OF DREAM)◯
<<< 1 2 3 4