【インタビュー】浜崎朱加 RIZINの絶対女王は大晦日のハム・ソヒ戦の前に何を思う!?

 1年を締めくくる年末の格闘技イベント「RIZIN.20」が今年も大晦日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される。昨年末はメイウェザーに振り回され、混沌のまま2019年に突入したRIZINだったが、その余波なのか今年は絶対王者と思われていた堀口恭司が朝倉海にKO負けを喫するなど大きな地殻変動が起こった。大晦日の決戦を前にRIZIN女子の絶対王者・浜崎朱加に話を聞いた。
浜崎朱加(撮影・上岸卓史)

「ハム選手は普段と試合の時のギャップがすごい」


 浜崎は大晦日に自らの持つ「RIZIN女子スーパーアトム級王座」をかけ韓国のハム・ソヒと対戦する。まずは現在のコンディションは?

「普段から試合に向けてあんまりガツガツやるタイプではないので、準備は着々とできているという感じです。減量もそんなに大変じゃないので」

 11月に師匠である藤井惠さんのところに行ってきた。これは試合前の恒例行事という感じ?

「いえ。今回はみんなで合宿みたいな感じで行ってみようかってなったんです。大人数で押しかけてしまって、あちらには迷惑だったかもしれないんですが、違う選手と肌を合わせることはなかなかないので、いろいろな意味でいい刺激をもらいました」

 今回は藤井さんからなにか特別な指導があった?

「いくつか技を教えてもらったりとか、あとはハム選手対策というか、こうしたらいいんじゃないかということを私のクセなんかを加味しながらアドバイスをいただきました」

 ハム・ソヒとは8年ぶりの対戦。過去2回戦い浜崎の2勝という記録が残っているが8年の間に互いに大きく成長。初めて戦うくらいの感覚なのでは?

「ファイトスタイルはそこまで変わっていないとは思うんですが、体の強さとか一発の強さとかは当時とは全然違うと思うんです。それはお互いにですけど。新しい選手とやるつもりでいたほうがいいでしょうね」

 ハム選手の最近の試合映像を見て何か感じるものはある?

「見てないんです(笑)。ふだんからあまり対戦相手の映像は見ないんです。1~2回は見ますが、あまり分析は得意じゃないんで(笑)。なんとなくのイメージをつかむだけ。分析なんかは(所属のAACC代表の)阿部さんに任せています」

 ハム・ソヒは10月の大阪大会で山本美憂を破り、浜崎の持つ王座への挑戦権を獲得した。結果については「やはり」という感じ?

「経験値というか、そういった面ではハム選手のほうが有利だし、自力もあるとは思っていたんですが、やってみたら美憂さんがすごく強かった。何回もタックルからテイクダウンを取っていましたし。そういう意味では思っていたよりハム選手と美憂さんの間に差は感じなかったですね。もっと美憂さんが何もできずに終わる可能性もあるかなとは思っていたので、美憂さんがMMAにアジャストして来ているなと感じました」

 ハム選手には日本でジョシカクが今日のように盛り上がる前から戦っていた者同士のシンパシーのようなものはある?

「言っていいのかな(笑)。そういうのは全然ないんです(笑)。そこまで親しくもなくて、あんまり話したこともない。彼女が試合のために日本に来た時に…いや、日本に来た時もそこまで話したことはないですね。もともと私がMMAでデビューする前から結構活躍していて有名ではあったんですが、そういう交流を持つ機会はあまりなかったんです」

 では今回は「再会」的なセンチメンタルも感覚などなく?

「あっちもそうだと思います」

 ハム選手は山本美憂戦の後の会見で「戦いながら寂しい気持ちになった」という発言がありました。

「昔から優しい子ではありました。普段はすごく可愛らしいじゃないですか。でも試合の時は怖いですよね。ギャップがすごい。(RIZIN初戦の)前澤選手との試合の時のフィニッシュシーンは怖かったですよね。レフェリーの人が慌てて割って入って、引きはがす時に吹っ飛ばすくらい(笑)。あれはすごかったですよね」
1 2 3 4>>>