高橋大輔『The Phoenix』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平 (2020年1月10日 フィギュア アイスエクスプロージョン2020)
昨年末のフィギュア全日本選手権は自宅のテレビで見ていたことを良く覚えている。

高橋大輔、最後のSP『The Phoenix』


冒頭の鬼気迫る表情をアップで映し出す。イントロのリズムが雰囲気を一気に変える。高橋大輔の圧倒的な世界観に一気に引き込まれた。


もう撮れないだろうなと半ば諦めていたこの演目を先日行われたアイスショー『アイスエクスプロージョン2020』で撮影することが出来た。


もちろん試合とショーでは張り詰める緊張感が違う。しかも今回はグループナンバーでミーシャ・ジーやエラジ・バルデらとフォーメーションを組んでの演技。

しかし、ファインダーで見ていたのは、迷いなく高橋大輔だけだった。テレビで見ていたあの世界観が目の前にあったのだ。ラストチャンスにありつけたこの瞬間を逃す訳にはいかなかった。


来季からのアイスダンス転向に向けて、シングルスケーターとしての活動は終わりを迎える。

もうシングルでは見れないのかという残念な気持ちと、アイスダンスで新しい高橋大輔のパフォーマンスを見れるという期待と。

どちらかというと前者の気持ちの方が僕は強い。

あれほどまでに見る者を惹きつけるスケーターが果たして世界に何人いるだろうか。

■カメラマンプロフィル
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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