吉岡ビギンが前王者・晃貴から4つのダウンを奪い圧勝【3・28 Krush.112】

近藤のアッパーが炸裂(撮影・堀田真央人)

「3分3R通じて勉強できたところもあった。いい経験になった」


 立ち上がった山際に襲い掛かる近藤だったが決定打を放つことはできず試合は判定に。ジャッジ1人が30-28、2人が30-27の3-0で近藤が判定勝ちを収めた。

 近藤は試合後の会見で「今回、KOできなかったが3分3R通じて、距離とか勉強できたところもあったので、いい経験になった。(最後は)倒そうと思ってたのと、あとは3分3R戦いたかったというのもあったので、ダウンを取れたのはよかった。山際選手は距離が遠いので、粘り強かったというか、巧かったっていう印象。KOできる選手になりたいっていうのがあるんですけど、安定感という強さがほしかったんで。そういう部分では、ああいう戦い方になって仕方がないと思う」などと試合を振り返った。

 この3分3Rへのこだわりについては「僕自身、キャリアがそんなに多くないので。これから強豪選手に戦って勝っていかないとダメなので、その経験としてこういう試合をしました」と今後を見越したものであることを明かした。
メインで行われたクルーザー級タイトルマッチではK-Jeeが加藤を退け初防衛に成功した(撮影・堀田真央人)
「Krush.112」(3月28日、東京・後楽園ホール)

◆プレリミナリーファイト第1試合 Kush女子アトム級/2分3R
●谷田美穂(K-1ジム大宮チームレオン)(判定0-3=27-30、27-30、27-30)加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)○

◆プレリミナリーファイト第2試合 Kushフェザー級/3分3R
○水津空良(優弥道場)(判定3-0=29-28、29-27、30-28)立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)●

◆プレリミナリーファイト第3試合 Kush女子アトム級/2分3R
○チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス(判定3-0=30-28、30-28、30-28)森川侑凜(サポートスクールグレス)●

◆第1試合 Krushバンタム級/3分3R・延長1R
○橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R2分33秒、KO)豊田優輝(B.W)●

◆第2試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●聖也(WSRフェアテックス西川口)(1R2分54秒、KO)提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第3試合 Krushバンタム級/3分3R・延長1R
●多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity)(1R2分18秒、KO)松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)○

◆第4試合 Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分43秒、KO)斗麗(WIZARDキックボクシングジム)○

◆第5試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○山本直樹(優弥道場)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=29-30、29-29、29-29)佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第6試合 Krushバンタム級/3分3R・延長1R
●晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定0-3=23-30、23-30、23-30)吉岡ビギン(team ALL-WIN)○

◆セミファイナル(第7試合) Krushウェルター級/3分3R・延長1R
○近藤魁成(大成会館)(判定3-0=30-28、30-27、30-27)山際和希(谷山ジム)●

◆メインイベント(第8試合) Krushクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長
○K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)(1R2分11秒、KO)加藤久輝(ALIVE)●
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