フィギュアスケート 宇野昌磨『明けない夜はない』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2019年4月10日 ISU世界フィギュアスケート国別対抗戦2019)
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い中止や延期が相次ぐ国内外のスポーツイベント。
スポーツフォトグラファーにとっても厳しい試練が続く。
しかし、このような状況であっても私たちを励ましてくれるのはやはりアスリートたちだ。

3月中旬に取材する予定であった世界フィギュアスケート選手権2020。
開催地カナダ・モントリオールではギリギリまで開催に向けた準備、調整が進められていたが、開幕予定の5日前に急遽中止が決定された。
ちょうど私が日本を出発する直前のタイミングであった。

中止の決定を受けて直ぐに日本代表の宇野昌磨選手はこんなコメントを発表した。
「明けない夜はないと信じ、これからもアスリートの本分を全うし、今自分にできることを精一杯やっていきたいと思います」
宇野選手は“静かな勇気”を与えてくれた。


□カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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