青木真也が魂のメッセージ「生きるっていうのは家の中にいることじゃねえ。目の前にあることと戦うことだ」

覚悟を持ってこの日の試合に臨んだ青木真也(©Road to ONE Executive Committee)

「Road to ONE:2nd」のメインで柔術家・世羅智茂と対戦


 元ONE世界ライト級王者の青木真也(EVOLVE MMA)が4月17日、Road to ONE実行委員会が主催する「Road to ONE:2nd」に出場し、メインで2017年IBJJFアジア選手権黒帯フェザー級準優勝の柔術家・世羅智茂(CARPE DIEM)と対戦した。

 試合は10分1Rのグラップリングマッチでタイムアップの場合は判定はなくドローとなるルール。ともに秀でたグラウンドテクニックを持つ両者には10分という時間は短くあっという間にタイムアップ。ドローとなった。

 今大会は新型コロナウイルスの感染拡大の防止から無観客で開催されたのだが、青木は試合後、マイクを握ると「俺はいつ死んだっていいんだ。いつ辞めたっていいんだ、格闘技。死にたくねえ、負けたくねえんだったら、ずっと家に居ろ。テレビの前に座っているお前ら、よく聞け! 死にたくねえ、負けたくねえんだったら試合しなきゃいいし、家にずっと居りゃいいんだ。“ステイホーム”ってずっと書き込んでろ! 分かるか? でもな、生きるってそういうことじゃねえんだ。生きるってそういうことじゃねえだろ。日々嫌なことと戦って、クソみたいな世の中、生きていくんだ。生きるってそういうことじゃねえのか? 生きるっていうのは家の中に居ることじゃねえ。目の前にあることと戦うことだ。お前ら、よく覚えておけ! そしてこのイベントを作ったキ○ガイどもによく言っておく。ありがとう、楽しかった。一言だけ。ありがとう。それだけです」と絶叫。新型コロナウイルスの影響で自粛ムードが漂う中、強烈なメッセージを放った。
「Road to ONE:2nd」(4月17日)
◆第6試合(メインイベント)Road to ONE グラップリング ライト級契約10分1R(判定無し)
△青木真也 (元ONE世界ライト級王者/EVOLVE MMA)(10分ドロー)世羅智茂(2017年 IBJJF アジア選手権黒帯フェザー級準優勝/CARPE DIEM)△

◆第5試合(セミファイナル)Road to ONE ムエタイ72.5kg契約3分3R
○緑川 創(Monster Guns)(判定3-0)西川大和(西川道場)●

◆第4試合 Road to ONE MMA バンタム級5分3R
●祖根寿麻(修斗元環太平洋バンタム級王者/ZOOMER)(1R3分58秒、フロントチョーク)後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)○

◆第3試合 Road to ONE MMA フェザー級5分3R
○工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A)(1R2分59秒、TKO)椿飛鳥(トライデントジム)●

◆第2試合 Road to ONE グラップリング フェザー級10分1R(判定無し)
△宮田和幸(BRAVE GYM)(10分ドロー)田中路教(フリー)△

◆第1試合 Road to ONE ムエタイ ストロー級3分3R
○HIROYUKI(新日本キックボクシング協会バンタム級王者/Monster Guns)(2R1分33秒、KO)ポン・ピットジム(元オムノーイスタジアムフライ級8位/PIT GYM)●