訪日客需要も見込んで今年3月に開業した都内居酒屋店、怒とうの3カ月を乗り越えて売り上げ回復した理由

大門にある浮和裡(ふわり)。仕事帰りの人やインバウンドを見込んで今年3月に開業したが
 ベテランの板前による本格寿司や和食、厳選された日本酒が自慢の店『浮和裡(ふわり)』が開業したのは、今年の3月18日。大門での開業を決めたのは、和食居酒屋を好む40代以上のワーカーも多く、また今後、東京オリンピック・パラリンピックの訪日客も見込めると予想してのことだった。

 ところがオープンからわずか8日後の3月26日、東京都は新型コロナウイルス感染拡大防止のため首都圏全体を対象に外出自粛を要請。同月30日にはカラオケやナイトクラブでの感染を受けて夜間の外出自粛要請。「3月中はまだそれほど影響を感じていなかったんですが、4月に入ると夜の人通りがどんどん少なくなっていきました」と、浮和裡を経営する合同会社フードらぼの福慶荘介さん、中村宗樹さんは振り返る。

「ただ、店の近辺はテレワークを導入していない会社も多く、昼間はそれほど人が減ってはいなかったんです。出社しているから昼食は必要、でも夜に飲みに行くのは控えている状況だと見て、すぐにランチ営業を始めました。オペレーションが少なく済むよう税込1000円と1500円の2種類にしぼりましたが、レジにも時間がかからないので好評でしたね。合わせて夜は、持ち帰り寿司のテイクアウトを始めました。あと、うちではレアな銘酒を提供していまして、今回急きょ酒類の販売免許を取得して、寿司と一緒に厳選した日本酒もテイクアウトできるようにしました。あと他には、デリバリーサービスにも登録しました」

 4月10日、政府は緊急事態宣言を発令。それを受け東京都でも各種施設に休業・時短要請を行い、多くの飲食店が休業や時短営業を始めた。

「うちも、13日から時短営業を始めました。そのころは消毒液が品薄で、手に入れるのに苦労しましたね。うちでは有効性があるとされた度数70%以上のアルコール消毒液と安定型次亜塩素酸ナトリウムを使うことにしているので、消毒液ならどれでもいいというわけにはいかなくて。感染対策も徹底しながら時短営業を続けていましたが、5月になるとランチも店内で食べることを敬遠する雰囲気が出てきたので、ランチ用のテイクアウトも始めました。また、お客さんにアンケートを取ったところ店内で長時間、飲むのは気が引けるということで、お酒か、ご飯・味噌汁かを選べる晩酌セットを出したところ、これがけっこう好評で。軽く食べて1杯飲んでサクッと帰りたいという人はけっこういるんですね。この3カ月、日々の状況の変化を見ながら、とにかくやれることはやりきったと思います」
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