秋山準が“DDTの若きエース”竹下幸之介を破り、世代交代を許さず【DDT】

秋山の容赦ない攻撃が秋山を襲う

秋山は「D王 GRAND PRIX」へも出場


 DDTプロレスリング「Ultimate Party 2020」(11月3日、東京・大田区総合体育館)のセミファイナルで、7月1日付で、全日本プロレスからDDTにレンタル移籍した“重鎮”秋山準が“DDTの若きエース”竹下幸之介を破り、世代交代を阻止した。

 これまで幾度となく、タッグ戦で竹下と対戦してきた秋山だが、初の一騎打ちとあって、魂のこもったヘッドバット、ヒザ蹴りなどを繰り出し、これまで以上に厳しい攻めを展開。負けじと、竹下も場外でのボディスラム、ウォール・オブ・タケシタなどで反撃するも、なかなかペースはつかめず。

 20分過ぎ、竹下が投げ捨てジャーマンを見舞うと、秋山はエクスプロイダーで応戦。すぐさま竹下が再度投げ捨てジャーマンにいくと、秋山もエクスプロイダーで反撃。続けて、竹下はラリアットから高角度のパワーボムをさく裂させるもカウントは2。勝負と見た秋山は、サポーターをずらしてヒザ蹴りの連打、3発目のエクスプロイダーを出すも、フォールは奪えず。さらに顔面にヒザをたたき込んだ秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーを見舞うと、竹下は青息吐息。あえて竹下の肩を上げた秋山が、フロント・ネックロックで絞め上げると、竹下はたまらずタップ。両者の初のシングル戦は25分を超える熱闘となったが、秋山が制した。

 DDTの最強を決めるリーグ戦「D王 GRAND PRIX」への初出場が決まった秋山は「今まで竹下選手とばかりやってきたんで、ほかの選手はほぼ知らない。みんなと闘って、DDTの本当はどうなのかって。せっかく出るんで、クビ取りにきたら目立ちます」と意欲を見せた。
フィニッシュはフロント・ネックロック
DDTプロレスリング「Ultimate Party 2020」(11月3日、東京・大田区総合体育館)
◆第1アンダーマッチ 15分一本勝負
●中村圭吾(4分24秒、片エビ固め)岡谷英樹○
※ダブルアーム・スープレックス

◆第2アンダーマッチ 15分一本勝負
○大和ヒロシ&星誕期(9分0秒、ジャストX)渡瀬瑞基●&納谷幸男

◆オープニングマッチ MAO復帰戦 30分一本勝負
●勝俣瞬馬(7分51秒、片エビ固め)MAO○
※マリーンズ・トルネード・スプラッシュ

◆第二試合 30分一本勝負
●男色ディーノ(9分51秒、口の呼吸 参ノ型 口付け)彰人○

◆第三試合 サバイバル4WAY6人タッグマッチ 30分勝負
①大鷲透&吉村直巳&○平田一喜(7分12秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)マッド・ポーリー&エル・リンダマン&島谷常寛●

②大鷲透&吉村直巳&○平田一喜(9分50秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)スーパー・ササダンゴ・マシン&大石真翔&アントーニオ本多●

③樋口和貞&○坂口征夫&赤井沙希(11分3秒、首固め)大鷲透&吉村直巳&平田一喜●

◆第四試合 ヤネカベ presents DDT EXTREME級選手権試合~ウェポンランブル 60分一本勝負
〈王者〉●青木真也(10分55秒、ラ・マヒストラル)高木三四郎○〈挑戦者〉
※青木が6度目の防衛に失敗、高木が第49代王者となる。

◆第五試合 スペシャルタッグマッチ~ハラシマルフジvsシーマソーマ! 30分一本勝負
●HARASHIMA&丸藤正道(12分47秒、エビ固め)CIMA&高尾蒼馬○
※ジントニック

◆第六試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●クリス・ブルックス(14分5秒、片エビ固め)上野勇希○〈挑戦者〉
※WRアンリミテッド。クリスが3度目の防衛に失敗、上野が第4代王者となる。

◆セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○秋山準(25分48秒、フロント・ネックロック)竹下幸之介●

◆メインイベント BLACK OUT presents KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○遠藤哲哉(27分48秒、エビ固め)佐々木大輔●〈挑戦者〉
※シューティングスター・プレス。第75代王者が4度目の防衛に成功。