世界バンタム級王者・佐藤将光が王座返上で暫定王者・岡田遼が正規王者に【修斗】

王座を返上した佐藤将光(左)

佐藤と岡田による統一戦は幻に


 日本修斗協会が修斗世界バンタム級王者・佐藤将光(坂口道場一族)が同王座を返上したことを発表した。11月30日付となる。

 これにより暫定王者である岡田遼(パラエストラ千葉)が正規王者となった。期待されていた佐藤と岡田による統一戦は幻に終わった。

 佐藤は2017年10月に行われた「第10代世界バンタム級チャンピオン決定戦」で石橋佳大を破り、王座を獲得。トリスタン・グリムズリー、齊藤曜を相手に2度の防衛を果たした。修斗とONEチャンピオンシップのパートナーシップ契約を機に2019年5月からONEに参戦し、同年7月の修斗でノンタイトル戦でファン チャンファンに勝利して以降、ONEでの戦いが続いていた。

 佐藤は今回の王座返上にあたり「この度、私、佐藤将光は修斗世界バンタム級の王座を返上させて頂くことになりました。修斗関係者の方々にはパンクラスから来た自分に多くのチャンス与えて頂き、そしてファンの皆様にはたくさんの応援をして頂き、修斗のチャンピオンにまでひきあげてもらい感謝でいっぱいです。ONE Championshipへの参戦が決まってからはなかなか修斗で試合をするタイミングが作れず、心苦しくもありました。王座を返上することで修斗のバンタム級が更に盛り上がっていくこと願っています。これからは第10代修斗バンタム級世界王者として精進していきますので変わらず佐藤将光を応援して頂ければうれしく思います」とコメントした。