吉岡ビギンが決勝で橋本実生を延長の末破りバンタム級王座獲得【Krush】

橋本の左ストレートが萩原に炸裂(撮影・蔦野裕)

橋本が判定で萩原秀斗を下し決勝進出


 準決勝の第1試合では萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)と橋本実生が対戦した。

 1R序盤の探り合いから萩原が右ミドル、インロー、ローを放っていくと、橋本はサウスポーからの強烈な左ミドル。萩原にガードはされたものの強烈な左ハイを放っていく。萩原もワンツーからの左ハイ、右ハイからパンチの連打。橋本は左ミドル、そして左右のパンチの連打で反撃する。

 2Rに入ると橋本が小刻みなフェイントからミドルを蹴っていく。しかし橋本は徐々にプレッシャーを強め、萩原を追い込んで上下にパンチを打ち分ける。萩原もパンチを打ち返し主導権は渡さない。しかし橋本はプレッシャーを強め、左フックを当てていく。ガードを固め反撃の機をうかがう萩原の右ストレートがクリーンヒットするが橋本も左ストレートを打ち返す。

 3R序盤は萩原が小刻みなパンチとキックで距離を取って橋本を入れさせない。しかし橋本はプレッシャーをかけて左ミドルで萩原を下がらせる。萩原のローにパンチを合わせる橋本。左ストレートが顔面をとらえる。終盤、橋本が上下に打ち分けパンチの連打。萩原も右ストレートをヒットさせるが、橋本の連打の前に攻撃が続かず。

 試合は判定となったが、ジャッジ3者とも橋本を支持した。
「Krush.120」(12月19日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合◎Krush女子アトム級/2分3R
●森川侑凜(サポートスクールグレス)(判定0-3=27-30、27-30、27-30)NOZOMI(TAD)○

◆第1試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
池田幸司(ReBORN経堂)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第2試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定0-3=28-30、28-30、29-30)橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第3試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
○吉岡ビギン(team ALL-WIN)(判定3-0=30-28、30-28、29-28)黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)●

◆第4試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分50秒、KO)赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)○

◆第5試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
●伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)(延長判定1-2=10-9、9-10、9-10 ※本戦判定0-0=28-28、28-28、28-28)三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第6試合 Krushライト級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分34秒、KO)鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第7試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)(1R2分30秒、KO)寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)●

◆セミファイナル(第8試合) Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)(1R2分48秒、KO)稲津航大(K-1ジム琉球チーム琉神)●

◆メインイベント(第9試合) 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
●橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(延長判定1-2=10-9、9-10、9-10 ※本戦判定0-1=29-30、30-30、30-30)吉岡ビギン(team ALL-WIN)○
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