下駄箱から煮干しまで！？「ブラックサンダー」が提案する「それもありでしょ？バレンタイン」
チョコレート菓子「ブラックサンダー」で知られる有楽製菓が、バレンタインのあり方に一石を投じる。これまで義理チョコを煽り続けた姿勢を謝罪、本来の純粋に楽しいバレンタインを取り戻すべく、25日より「バレンタインをもっと自由に」というコンセプトのもと「それもありでしょ？バレンタイン」キャンペーンを展開する。
2013年から義理チョコにフォーカスしてバレンタイン施策を実施してきた同社だが、ここ数年でバレンタイン事情が大きく変化。特に今年はコロナ禍において義理チョコ需要が大きく減少することが見込まれ、価値観の変化で恋愛や感謝の表現も多様化し、義理チョコを渡すやらされ感に対して息苦しさを感じるという声も。そこで、同社ではこれまでのバレンタインの常識を打ち壊す、世界一自由なバレンタインコレクションを目指した特設ECサイト「それもありでしょ？バレンタイン BLACK THUNDER VALENTINE COLLECTION 2021」を公開した。
質より量を重視し、ブラックサンダー500個をセットにした「大漁ブラックサンダー」（限定5個）、工場の空気をお届けする「空ブラックサンダー」（限定100個）のほかブラックサンダー1箱（20本入り）が付属する「下駄箱」（限定1個）、「ヘッドマウントルーペ」（限定500個）、「人間用特大リボン」（限定10個）、「ブラックサンダーマフラー」（限定2個）、「練習用マネキン」（ブラックサンダーTシャツ付き、限定2体）。また、2月14日は煮干しの日だそうでブラックサンダー1本付きの「煮干し」（新物、限定80個）などさまざまな限定アイテムをラインアップした。価格帯は1〜1万5000円（税込）。
また、バレンタイン限定商品として「至高の超生ブラックサンダー」「キャラメルをからめる しっとりブラックサンダー」も購入が可能。「至高の超生ブラックサンダー」は、今までで最大量の生チョコレートを使用し、ミルクとホワイトの2種類のアソートを用意。カカオトレース認証農園で持続可能な方法で育てられたこだわりのカカオを使用している。史上初のキャラメルソース付きという「キャラメルをからめる しっとりブラックサンダー」は、しっとり食感で仕上げたバレンタイン特別仕様のブラックサンダーを、アーモンドがアクセントのキャラメルチョコレートでコーティング。さらにキャラメル味を楽しむために、ローストしたビターキャラメルソースと甘酸っぱいラズベリーキャラメルソースの2種のソースで味変を可能とした。「キャラメルを絡める」という駄洒落も笑顔を誘う。
早速、試食すると「至高の超生ブラックサンダー」はベルギー産チョコレートとコートジボワール産カカオマスのなめらかな食感で、チョコレート菓子というよりガトーショコラのよう。ホワイトチョコレートはトリニタリオ産カカオ豆を使用し、シャンパンの香りとフランボワーズの酸味がアクセント。ビスケットの周りにチョコレートをコーティングし、直接チョコレートと混ぜ合わせることで、薄くカットして食べやすくもなっている。
「キャラメルをからめる しっとりブラックサンダー」は、スポンジケーキを使用したブラックサンダーに、甘〜いキャラメル味のチョコレートがマッチ。そのままでももちろんおいしいが、苦みの効いたビターキャラメルと、酸味の効いたラズベリーキャラメルのソースをかけると、より深くキャラメルの味わいが楽しめる。余ったソースは通常の「ブラックサンダー」にかけてもおいしいとのこと。
有楽製菓の河合辰信社長は、今年の謎展開に「話題、注目度を集める効果を狙ったのもあるのですが、バレンタインを本来の楽しいものに戻すことを使命に取り組んでいます。どんな楽しみ方もありだということを、ブラックサンダーらしい形で世の中に提案する方法として、ネタ的な商品もご提供させていただくことになりました。もちろん存分に私の考えが含まれている」と胸を張った。また、同日より2月12日まで「#それもありでしょバレンタイン」ツイッターキャンペーンも行う。