GENERATIONS 小森隼の【小森の小言】第68弾 十人十色な選択肢
 
			
前回の小言に引き続いて今回もラジオの話をさせてください。
 
僕は今 ラジオのレギュラーを3本やらせてもらってます。
 JFN :GENETALK 
 ニッポン放送 :Good Laugh and Sleep 
 TFM: SCHOOL OF LOCK!
3つのレギュラーラジオの中で
 SCHOOL OF LOCK!は
 平日22時から24時までの帯の番組です。正確には23時53分30秒。
*各放送局によって異なります。
毎晩、半蔵門のTFMに行って残り何秒?を気にして生放送をやっています。
この番組のパーソナリティーを務めてまもなく1年を迎えます。
 ほぼ毎日ラジオに触れる生活になってもうすぐ1年。
 早いような長いような。。。
 その1年の中で僕が物凄く勉強になったのは
 ラジオ制作についてです。
勿論、技術面は本当に毎日勉強になっているのですが
 どうやってラジオが作られていてどんな人が作っているのか。
 それを凄く知ることができました。
正直今まではラジオは自分が一生懸命喋ってリスナーさんに届ける事しか視野がなかったのですが、
 毎日のようにスタッフさんと会って番組を作っていく中で
 ラジオを届けるのもチームワークだという事に気づく訳です。
ここで今回の僕の話したい事のテーマ
表じゃなくて裏の想い
リスナーの耳に聴こえる表のことではなく
 実際にリスナーに直接的に届けられない裏側を知って感じた事を少し話させてもらいたい。
ラジオは
プロデューサー
 パーソナリティー
 放送作家
 サブ作家
 ディレクター
 アシスタントディレクター
 ミキサー
 ウェブチーム
 カメラマン
大雑把に分けるとこのような役職の方達が集まって作っています。勿論収録などもっと最小人数で作る番組もあるのですが、SCHOOL OF LOCK!のような生放送ではこれ位の規模感にもなります!
色々な立場のスタッフがいて、色々な角度からの想いでラジオが出来上がります。
そして、ある日僕はミキサーのスタッフとどうしても話したくなって声をかけて色々と話した日がありました。
 ミキサーとは僕たちが生放送で話す時の声のボリュームとかエコーとか
 声を調整してくれる人です。
 もっとちゃんとした説明があると思うのですが、僕の語彙力が足りず全国のミキサーさんすみません。
SCHOOL OF LOCK!のスタッフは曜日ごとに違います。
僕が話したのは月曜日担当のミキサーのスタッフ。
 この人は僕の一個下の歳で学生時代からラジオが大好きでその想いのままにTFMに就職してミキサーになった生粋のラジオ好き。
 そして本人が学生時代にリアルタイムでSCHOOL OF LOCK!を聴いていて今では番組を担当してるすごい人。
 そして、月曜日の僕たちの声を作ってくれてる人。
 だから凄く単純にラジオの話をしたくなったんです。
その人は凄く口下手で喋るのが得意ではないのですが
 凄くまっすぐな人なんです。
 まっすぐと言うと少し良く言い過ぎな気もするのですが。。。(笑)
そして色々話した後に
 ノート5ページ分の「今日話して思った事」を送ってきたんです!
まっすぐなんですけど不器用なんです。(笑)
 でも凄い沢山の想いがそのノートには書かれていました。
 自分がなぜラジオを好きなのか。ラジオの凄いと思っていることや、僕たちに求めてること。
 そしてラジオが好きだと言うこと。
正直、びっくりしました。
 その人がラジオ好きなのは知ってましたが、こんなにも熱い想いがあった事に。
僕は勿論、自分の番組を面白いものにしたいし最高のものを届けたいと思ってます!
 でもその気持ちは僕だけじゃなくてスタッフ全員そうなんです!
 今回はミキサーさんの話をしましたが、全員が違う想いの中で全力で向き合ってます!
凄く淡白な話をすると、仕事だから事故を起こさず無事に放送を届ければそれだけでいいのですが、それだけじゃない何かを持っています。
その何かを言葉にするのは難しいです。
 プライドと言うのか>こだわりと言うのかワガママと言うのか。。。
 ポジティブなものなのかネガティブなものなのか。
 答えはわからないのですが、そこには確かな何かがあります。
 全員がみんなの意見を聞いて1つになるのは難しいかもしれないけど
 1人だけでは何かを成し遂げるのは難しいとも思います。
 皆さんの周りにいる人の声に少し耳を傾けてみてください!
僕も心の中にある何かを大切にしたいと思います。
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