コロナ禍で生まれた世界初のエアカフェが浜松町に限定オープン【寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」】

 こんにちは、ソーシャルコンテンツプロデューサーの寺尾聖一郎です。このコラムでは国内外のSDGsの最新情報を元に17のカテゴリーから毎回スポットを当て、教育、ライフスタイル、ビジネスなど、“日本一わかりやすいSDGs”周辺の情報をご紹介します。



 今回は私自ら企画に参加して、当日スタッフ店員を体験してきたのでレポートします。


■世界初開催のエアカフェ@浜松町開催


 ドイツで発祥し、世界42か国、800万人以上が体験しているソーシャルエンタテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」と「ダイアログ・イン・サイレンス」 の日本法人(一般社団法人 ダイアログ・ジャパンソサエティー・代表理事:志村季世恵)は、2021年2月27日に世界初の喫茶店「エア・カフェ」を東京・竹芝のダイアログ・ミュージアム「対話の森」 https://taiwanomori.dialogue.or.jp/ で1日限定オープンしました。



 


■エアカフェとは?


 エア・カフェとは、マスクを着けたままコーヒーもケーキも「おいしく楽しめる」エア(空想的)な喫茶店。リアルな飲食は伴わず、店員は表情やボディーランゲージに卓越していて、普段はダイアログ・イン・サイレンスという音のないソーシャルエンタテインメントのアテンド(案内人)を務めている聴覚障がい者たち。彼らから想像以上のおいしいおもてなしが提供されます。


■オーダーの方法


 オーダーが入ると、店員は本物さながらのおいしそうなジェスチャーを繰り広げ調理を開始。同時に、お客様も出されたコーヒーやケーキを実在するように飲み食いをしながら楽しみます。


 メニューには、コーヒー、紅茶のほかケーキに至ってはピースサイズからホールサイズまで選び放題となっています。ほとんどの人は普段頼んだことがないホールケーキをオーダーしていました。

また、「本日のおすすめメニュー」では、担当するカフェ店員のオリジナルメニューで、フルーツなど畑にわざわざ採りに行くシーンも見ることができます。

同席したお客様同士もエアーな飲食と共に、リアルな会話を楽しんでいました。





■メニューの選び方は無限大


 メニューはその時の気分で香りが変わるコーヒー、裏の畑でとれたてのフレッシュジュース、イチゴショートケーキピース丸ごと…。想像力で組み合わせ無限大のエア調理される「飲食」を楽しむことができます。



■コンセプトは「先行きの見えない今だからこそ、想像力と対話の力を楽しもう!」


 私(ワタシ)が対話(タイワ)をシェアしながらカフェする。という意味からつけた店名=タイワタシエアカフェは、聴覚障害のあるスタッフとともに、だれでも楽しめる環境。「先行きの見えない今こそ、想像力と対話の力の大切さを感じた1日でした。


■企画や運営はボランティアのサポーターたち。


 今年に入って、対話の森のサポーターに企画会議の参加を募集しました。

https://taiwanomori.dialogue.or.jp/news/20200823news/

参加者は小学生から主婦、後期高齢者など幅広い層のボランティア会議はオンラインで行われ、たった3回の会議ですべての企画、運営が決まり、実施に至りました。



*企画会議から参加した8歳のたっくん。

自ら店長を立候補して、当日は接客業初体験。


■主催者からのメッセージ


 新型コロナウイルス感染拡大以前、街中のカフェにはたわいもないおしゃべりや偶然の出会いといった「ダイアログ=対話」のきっかけがあふれていました。しかし感染拡大以降、私達はその「対話の場」を創出することさえ諦めてしまっているように思います。同時に、マスク着用等のコミュニケーションに制約の多い今だからこそ、聴覚障害者が持ちうる非言語コミュニケーションをともに体験することで、その可能性を感じていただけます。


■SDGsな視点から


 エアカフェでは、聴覚障がい者と一緒に働くことができ、コロナ過でも安心して、マスクをつけたまま対話やエアなドリンク&フードを楽しむことができます。実際に、エアカフェの店員を体験したスタッフからは、実家で介護中の母親が毎晩のようにせん妄が激しく、その対応に苦労していました。早速実家に帰って、見えないものを指示する母親にエアな対応をしたところ、その母親は安心して、せん妄がおさまった。という報告まで受けています。


■企業研修や、コロナ過の交流の手段としての可能性


 主催者側には、早速企業研修での採用や、コロナ禍での懇親会の問い合わせが入りました。


 企業や教育機関でもイベントや研修の一環としてエアカフェが取り入れられる日も遠くないかもしれません。


 本日は以上です。



■応援求む! クラウドファンディング


 ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは、4月22日まで「#対話をあきらめない」と称して東京・竹芝のダイアログ・ミュージアム「対話の森」存続のためのクラウドファンディングを実施中です。詳しくはこちらをご覧ください。3月31日締め切り

https://camp-fire.jp/projects/375163/activities/243267


■第2回エアカフェ!開催決定


 好評により、3月27日(土)に第二回の開催が決定。事前申し込み制。http://ptix.at/xIQU73

場所:アトレ竹芝シアター棟 1F ダイアログ・ミュージアム「対話の森」

(東京都港区海岸一丁目10番45号)

※十分にソーシャルディスタンスをとった状態でお楽しみいただきます。なお、感染症対策のため、各回の間に十分な換気のほか、定員を20名に抑えております。


■【ダイアログ・ミュージアム「対話の森」とは】


 見えないからこそ、みえるもの。聞こえないからこそ、聴こえるもの。老いるからこそ、学べること。目以外の感性を使い楽しむことのできる「ダーク」では、見た目や固定観念から解放された対話を。表情やボディランゲージで楽しむ「サイレンス」では、言語や文化の壁を超えた対話を。そして「タイム」では、年齢や世代を超え、生き方について対話をします。世代。ハンディキャップ。文化。宗教。民族。世の中を分断しているたくさんのものを、出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感するミュージアム。この場で生まれていく「対話」が展示物です。https://taiwanomori.dialogue.or.jp


■【ダイアログ・イン・サイレンス(DIALOGUE IN SILENCE)」とは】 リンク


 音のない世界で、言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント。体験を案内するのは、音声に頼らず対話をする達人、聴覚障害者のアテンドです。参加者は、音を遮断するヘッドセットを装着。静寂の中で、集中力、観察力、表現力を高め、解放感のある自由を体験します。そしてボディランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。たとえ母国語の異なる人であっても、想像以上の交流が深まります。 1998 年にドイツで開催されて以降、フランス、イスラエル、メキシコ、トルコ、中国でも開催。これまで世界で 100 万人以上が体験しています。日本では 2017 年に初開催し、 2019 年までに3回開催、約 1 万人が体験しました。



■プロフィール
 寺尾聖一郎(てらおせいいちろう)ソーシャルコンテンツプロデューサー
1964年、東京都生まれ。(株)リレーションズ代表取締役
 
エンタテインメント&コンテンツビジネスを中心に31年間勤務した大手広告代理店を2020年11月に早期退職。自らパーソナルトランスフォーメーション(PX)を志し、人生100年時代のセカンドライフを実践挑戦中。”アイデアで世界を繋ぐ”をコンセプトにしたクリエーティブ&㏚会社(株)リレーションズを設立。東京浜松町に2020年8月に開業したダイアログミュージアム”対話の森”や、ダイアログインザダーク,ダイアログサイレンスなどのPRプロデューサーなどを手掛けている。趣味は料理、テニス(指導員)、防災キャンプなど。


資格:障がい者スポーツ指導員、准認定ファンドレイザー行政書士、宅建、調理士
NPO法人LWC理事「クイズに答えてお米を寄付するサイトハッピーライスの運営」
https://happyrice.org/
 
公式サイト:relationsholdings.com
Twitterアカウント:@soukitaisyokuT 
SDGsを自分ごと化するための小さな行動 【寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」】