史上最大の地球キャンペーン 「脱炭マン」になろう!【寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」】

 

【寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」では、国内外のSDGsの最新情報を元に、17のSDGsのカテゴリーから毎回スポットをあて、教育、ライフスタイル、ビジネスなど、“日本一わかりやすいSDGsコラム”を目指して連載しています。

 脱炭素、CO2削減、カーボンなど昨今のニュースで脱炭素に関する記事が無い日はない。本日は、炭素社会がこのまま続くと、とんでもない大変なことが起きてしまう(起きている)ということをレポートしたい。

 日本では、2021年5月26日に2050年の温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標を明記した改正地球温暖化対策推進法が成立した。相変わらず法案の名前を読むだけで疲れる。1997年の京都議定書の採択からようやく法案化されたのだが、ここまで来るのには、時間がかかりすぎた。法案が決まるのに24年もかかってる。しかも、2050年まで残りたったの30年で炭素ゼロ社会にするのは並大抵の話ではない。

 今回の法案、一言でいえば、

過去200年で全世界で増え続けた二酸化炭素を、残り30年でゼロにしょう!

という壮大な地球キャンペーンに日本も本格参入宣言した法案なのだ。

 改正法では、市区町村が地元の住民などと協議して促進区域の設定に努めることや、再生可能エネルギーの導入目標を立てて公表するよう努力することなどを求めると記載されている。

 オイオイまた、二酸化炭素の話かよ!!!って思った人はここだけ読んでくれればよい。どうか今日から脱炭素推奨人(脱炭マン)になってもらうため、たったこれだけは実行してほしい。

 結論を先にお伝えしておく。
脱炭マンになろう6つの提言 by 寺尾。

 解説すると、1)~3)は今日からでも実行可能である。4)は一度電力会社に問い合わせて再生可能エネルギーメニューに切り替えてもらえば一度で終了する。もしその電力会社が対応できないなら、再生可能エネルギー会社を検索して、簡単な手続きだけで済むはずだ。基本料金など少々高いけれど、地球の寿命を延ばすためと思って切り替えてほしい。5)のEVカーはまだまだ日本は遅れているがここ数年で切り替わるはずだから、マイカーの買い替えの際はEVカーを視野に入れてほしい。6)はそれなりのコストがかかるし、一軒家の家庭が中心になると思うが、おそらく行政の助成金がこれから増えると思うのでタイミングよいところで、ぜひソーラーパネルや蓄電池を取り入れてほしい。

ちなみに私は1)~6)すべてを実行している最中である。

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