もじゃじゃ頭の菅田将暉が会話で事件も心も解きほぐす 新月9『ミステリと言う勿れ』

『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、毎週月曜21時〜)

 菅田将暉が主演する新月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、毎週月曜21時〜)が10日スタートする。

 累計発行部数は1300万部という同名の人気コミックが原作。天然パーマがトレードマークの大学生・久能整(くのう・ととのう)が主人公。彼が淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、令和版・新感覚ミステリーだ。

 ある日、整は、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられる。刑事たちの取り調べを受けるなかで、整は事件の裏に隠されたヒント、刑事たちが抱えている悩みの存在などに気づく。「僕は常々思ってるんですけど……」と、思いつくことを話していくうちに、事件どころか、人の心まで解きほぐしてしまう。

 ミステリーと会話劇を融合させた意欲的なドラマ。菅田は本作について「原作を読んだ時、衝撃でした。とにかく話が面白い。会話劇。文化、価値観、哲学。人間、人間、人間。日々見落としがちな寂しさを優しくすくい取っていく彼の生きざまに一瞬で魅了されました」とコメント。「しかし、難役でした。彼の髪型のように僕の脳みそが爆発する毎日でした」と撮影を振り返る。

 作品、そして演じる菅田に期待が高まるがのは言うまでもないが、新人刑事役で伊藤沙莉、同じく刑事役に尾上松也、さらには遠藤憲一、筒井道隆、セミレギュラーとして白石麻衣。門脇麦などキ豪華ャストもまた興味をそそられる。

「彼の思考は、きっと今この世界を豊かにしてくれると信じています」と、菅田。「どうか少しでも皆さまの心が温かくなりますように。彼の少し長いおしゃべりに耳を傾けてもらえますように」と、アピールしている。

 放送時間に縛られることなく、好きな時間に好きな場所で、さらに好きなスタイルでテレビも視聴することが一般的になっているが、『ミステリと言う勿れ』は毎週月曜夜21時はテレビをつけてドラマを見るというオールドスクールな視聴習慣に返らさせてくれそうだ。

 1月10日スタート。初回は90分スペシャル。